CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

今日は『愛花』最後の日。

2016-02-20 11:38:40 | 日記
昨日、『愛花』へ行った。
阿武松部屋町田後援会の溜まり場。
親方、おかみさん、関取衆、力士。。。
お忙しい中、千葉からこの愛花までいらしてくださり、楽しいひと時をすごす。
故中村大三郎先生のご縁で、そして現会長と愛花のママの支えで、
町田後援会は、特別な時間を過ごすことができました。
その『愛花』が、今日、30年の歴史の幕を閉じる。
最後の日には、古くからのお客様も集まることだろう。
それに、ちょっと、辛くもある。
だから、昨日『愛花』の ボトルを飲み干しにママの顔を見に家人と出かけた。

丹蔵と初めて話したのも愛花。
阿夢露の『とんちんかん一休さん』を聴いてみんなで楽しく過ごしたのも愛花。
阿武咲の絶品の歌声『ラブイズオーバー』に聴き惚れたのも愛花。
不知火親方のやんちゃぶりに目を細めたのも愛花。
親方とおかみさんの丁々発止、仲睦まじさと真面目さを感じたのも愛花。
阿武松部屋の町田後援会を支えてきた愛花が、今日でその幕を降ろす。

お相撲好きの家人と私。
『好き』でもお相撲さんと直接言葉をかわすなんて、できるもんじゃない。
そんな機会が持てるなんて思ってもいなかった。

『愛花』と出会う少し前から、家人は
「寺下っていういい力士がいるぞぉ」と騒いでいた。
うん!気持ちの良い相撲を取る子だ!と注目していた。

そのもう少し前、若荒雄が番付をどんどん上げている時、
なかなか面白い子だ・・・と注目し、応援していた。

なぜか・・・阿武松部屋の子たちだった。

そんな中、人に連れられ愛花に立ち寄った家人が、
カウンターにあった阿武松部屋の 通信に目をとめた。
親方のご挨拶に始まり、稽古の様子、それぞれの力士の様子が綴られている。

それは、丹蔵が十両に上がった頃で、我が家の注目力士だから、
そのインタビューもしっかり観ていて、そのやりとりにも感動していて・・・
それからのお付き合い。

とにかく、相撲が取り持った縁とでも言うのだろうか、
それから、すっかりお世話になっている。

その愛花が・・・無くなる。
なんとも寂しいじゃないですか。
でも、30年間頑張ってきたママに心からお疲れ様と言いたい。
そして、ありがとうと。

愛花で何度か呑みながら気を失った家人。
新宿の駅で酔っ払って階段で転倒、頭部打撲と裂傷で救急搬送された家人。
あの時も愚痴を聞いてくれたママ。
家人が大腸癌で、オペした時も、とにかく、あれもこれも、
ママのところで、笑い飛ばしながらお喋りして、
どれほど気持ちを支えていただいたか。。。

何気ない、繁華街もない駅の小さなスナック。
客が来ない日は、カウンターでトランプ占いをして、客を待つママ。
何気ない、女の子がチャラチャラ騒ぐわけでもない小さなスナック。

バブルから、リーマンショック、そして、外飲みをしなくなった若者。
居酒屋といえば、大手チェーン店が勝ち組で、
小さな個人経営のスナックは、閑古鳥。
あまり、おしゃべりするでもなく、
カウンターの中で、タバコをふかすママ。
その前で、チビリチビリと呑む・・・そんな光景は、もう見られなくなるのだろうか。

今日で『愛花』は30年の歴史に幕を降ろす。

ありがとう、ママ。
心から、感謝。
そして、これからもよろしくです。

駅前のスーパーで会うこともあるだろう。
『愛花』の仲間でまた集おうね。
四月の町田場所もみんなで升席で盛り上がろうね。

これから、ママの新しい人生が始まる。
これまでの辛かったこと、楽しかったこと、全部が宝物。
たくさんの宝物をポッケに詰めて、ママの新しい門出の春がそこまで来ている。

家人は、今日午前中、病院で検査・・・予想通り、γ-GTP は、311。
春の嵐の中、今夜も少年野球のコーチ時代の仲間と月に一度の飲み会・・・
まぁ、まぁ、ほどほどにしないと・・・と気にしながらも、気にしていないふり。
主治医のS先生にもしっかり釘を刺されたから、今日はちぃとは、減らすかな?
期待しないで、本人に任せるとしますか、嫌味はもう言ったしな(笑)