CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

歌うな!語れ!!

2016-02-04 08:55:02 | 表現にからむ様々なこと
昨日、恵方巻をぶら下げて、駅から早足で家へと向かう。
玄関に、真ん中の子の鞄!
「ただいま!」という自分の声が、嬉しそうだ。
同じ「ただいま」でも、心の有り様でこんなに変わる。

水曜日は少し時間があるから、たまに帰ってくるそうな。
もう、出かけようとしていたのを引き止めて、
恵方巻を食べさせる・・・ムリヤリ?!
お腹いっぱいらしいが、私のために頬張ってくれた(^^)
子離れできない親を鬱陶しく思うだろうなぁ・・・
でも、ちゃんと、南南東を向いて食べてくれた(^_^)v

さてさて、そんな昨日の夜、とても幸せだった私ですが、
今日は、表現のお話・・・

全く、歌が苦手なくせに、なに歌おうとしてるんだか・・・って感じで
毎日、レッスンの録音を聴きながら、うぉ~と吠えたくなる瞬間がある。
もっと、できるはずだ・・・違う表現が・・・

歌おうなんて思っていない歌が、歌えてる歌。
わかりずらい言い回しだけどそういうことなんだ。
この間の『城南祭』で歌った『地下鉄の切符切り』が、いい例だ。
K子が録画してくれたビデオを毎日観ている。
目が覚めたらまず、聴く。寝る前に聴く。
一瞬たりとも『歌おう』なんて考えていないんだな、ほんと。

もちろん表現に終わりはない。
同じことをしようとした瞬間から、崩れ始める。
だから、今の表現の先を常に目指す。

でもね、歌おうとしているうちは、表現として未熟すぎてお話にならない。

未熟な表現なりに、自分のできることやりきって、ステージに立つわけだ。
お客様の力も頂きながら、時間を紡ぐ。
その中で、少しずつ歌も変化する。
レッスンでは得ることのできない発見が本番のステージには、ある。

歌うな!語れ!!
言い尽くされているこの言葉を実践するのは、難しい。

昨日は、ソロライブので予定している曲のタイトルを紙に書き、
パズルのように動かしながら、曲順の再検討をした。
今、抱えている壁を越えるために、私は、なにをどうすれば良いのだろう。

表現に向き合える集中力と体力。
イメージすること。

今日も歌詞とにらめっこしながら、過ごしましょう。

千秋みつるさんが、おっしゃった。
「邦子さんは、出るからにはしっかりお稽古されるのよね・・・」
もちろんです^_-☆
求め続けなくなったら、つまらなくて、いたたまれない。
準備せずにステージに立つことは、私にはできない。
こうして、壁と向き合うからこそ、やめられないんだと思う。

血液が体を巡るように、表現することを志向し試行し思考し続ける。
この流れが止まったら、つまらないだろうな、生きてる実感ないだろうな。。。

歌うな!語れ!!

今日もぐるぐる思いを巡らしましょう。