ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

今年のクリスマス

2007-12-25 03:58:41 | アメリカの生活
今年は日本でも正月の連休が長いようですが、こちらも2週連続で4連休というラッキーな日取りになっています。まず22日から今日25日クリスマスまでの連休。そして来週は大晦日・元旦の連休です。

今月は短期の出張が毎週あって忙しかったので、やっとのんびりできてうれしいです。毎日たくさん寝て食べているので、またまた太りそうですが。

さて夫の親戚は、土曜日22日に集まることになりました。夫の母が変わった人というのはつい先日記しましたが、夫の父方もちょっと複雑。義父の妻の家族と、夫の兄弟が仲があまり良くないというのが一番の大きな理由です。さらに、義父の妻の前夫や、義父夫婦の友達だというさまざまな人たちが、なぜか家族同然に義父の家を出入りしています。そういうわけで、夫の兄弟たちは居心地が良くないので、普段はほとんど寄り付きません。

確かにそうですよね。もし私の実家に、私の知らない人たちがうろうろしていて、私が行くと向こうのほうがお茶とか出してくれたりしたら、すごく居心地が悪くて私も親と疎遠にならざるをえないと思うもん。

うちの夫は、父親と仲が良く、兄弟の中では一番近い関係なので、兄弟に頼まれて何度か義父に言ったらしいのですが、状況は変わらず。夫と一緒になって5年くらいになりますが、独立記念日・感謝祭やクリスマスなどの行事・家族の集まりで、夫以外の息子・娘たちが来たことはほとんどありません。

それでも今年は「クリスマスの前の土曜日」に集まろうということになったらしいのですが、夫の長兄はすでにボイコット。夫の姉は来ると張り切っていたらしいのに、当日大幅に遅刻して、彼女たちが到着するころには、夫の次兄が子供たちを前妻のところに連れて行かないといけないとかで、帰らなくてはならなくなりました。さらに、夫の兄弟だけだと思っていたのに、夫の兄弟が皆嫌っている義父の妻の次男家族が登場して、なんとなく気まずいムードに。

私は、去年もやってくれたのですが、義父の妻の前夫が本物のひげを生やしてサンタに扮装してくれるのを楽しみにしていたのですが、今回は彼も皆が一度に揃わなかったので衣装を着る機会を失い、私は楽しみにしていた「サンタ写真」さえも撮れませんでした。・・・最悪。というわけでこれが今年最後の親戚の集まりなのに、大失敗、つまらない集まりになってしまいました。

翌日日曜日は、ちあきさんの息子L君の4歳の誕生日パーティーに呼ばれました。ちあきさんとは2年も前(?!)にMixiで出会い、メールではやりとりしていたものの、家が遠いせいか今回会うのが2回目です。彼女たちはフィラデルフィアの北東側に住んでいるのですが、遠いかなとおもっていた割には、意外と1時間ほどで行けました。ちあきさんのお友達家族が何家族かいて(皆日本人妻の国際結婚組でした)、皆小さい子供がいるのでとてもにぎやかな集まりとなりました。

アメリカの子供の誕生日パーティーは、夏のウィローちゃんに引き続き2回目の出席でしたが、本当にこれを企画・遂行する親は大変そうだなあ、と思いました。私もこぐまが大きくなったら、「やって」って言われるんだよね・・・いや、私も子供のときやってもらったし、子供にもやってあげるべきなんだけど・・・本当に大変そう!

普段は仕事をしていて時間がないので、手抜き料理の私。クリスマスイブは、たまには凝った料理をと、一日中料理をしていたような日でした。昼は、イタリア人がクリスマスイブに食べるというツナとトマトソースのパスタ。ちょっとアレンジして、ペンネを使い、チーズをたくさん乗せてオーブンで焼きました。イタリアのようなカトリックの国では、クリスマスの前日はキリストの誕生を前に肉を食べない、ということで、7種類の魚料理を食べるそうです。うちでは手抜きでツナパスタのみ。あとはリークを買ってあったので、ポテトとリークのスープにしました。

夜は和風ビーフシチュー。昼間からことこと煮たら肉も柔らかくなり、おいしくなりました。エッセで見たレシピなのですが、具には大根を入れ、隠し味には味噌としょうゆ。確かにご飯によく合う味でした。

夕方、急に思いついて近所のWinterthur(ウィンターツァー)という、お金持ちの敷地を解放している博物館+庭園に行ってみました。しかしお目当てのクリスマスデコレーションが見れるエリアは、2時45分で締め切り。私たちは4時ごろ行ったのでぜんぜん見られませんでした。最後まで開いていたギフトショップに行って、ちょっと買ってもいいかなと思っていた陶器の値段を見てため息をつき、あまり寒くなかったので庭園を少し散歩して帰りました。唯一、空いててのんびりできたのがよかったかな。こぐまに落ちていたどんぐりを教えてあげたら、「どんぎぃ」(どんぐり)と言って大喜び。帰りの車の中でも握り締めていました。

日本ではクリスマスイブに「クリスマスの食事」をする人が多いですが(私もそうでした)、アメリカでは、クリスマスイブの夜は教会に行ってお祈り。翌日、クリスマスの朝、ツリーの下に置いてあった+サンタさんが置いていったプレゼントを開けて、クリスマスの昼に豪華な食事をします。以前の日本の元日のように、お店などは全部閉まっているので家や親戚の家でのんびり過ごすのが一般的のようです。

クリスマスの日の食事は、本来はハムか鶏類(Cornish HenとかGoose)がメインとなるようですが、七面鳥の家もあるようです。うちはハムが好きなのでハムにしました。私の尊敬する料理研究科の一人、イギリス人のNigella Lawsonの、コーラを使ったハムのレシピをこの間作ってみたらとても美味しかったので、今回もそれで行きました。前回グレーズ(上に掛けるソース)を乗せてオーブンに入れるとき、高温+時間が長すぎてドライになってしまい少し失敗したので、今回は気をつけてやりました。

あとは夫の希望に従ったので、伝統的なメニューじゃないのですが、スタッフィング、コーン、グリーンピース、ビスケット、マッシュポテト、にしました。スタッフィングはインスタントにちょっと手を加えた程度、コーンとグリーンピースは冷凍なのですが、それだけで十分私は美味しいと思うので、温めただけ、ビスケットも冷蔵のインスタント(Pilsburyというブランドは簡単で本当に美味しいのです)、マッシュポテトだけは、ほとんどのアメリカ人がインスタントを使いますが、ニュージーランドで毎日手作りのマッシュポテトを食べていた私にはこだわりがあるので手作りです。

デザートは日本風に行こうと、「マリービスケットのブッシュドノエル」を昨夜作っておきました。しかし近所のスーパーに「マリービスケット」の同等品がない?!ティービスケットなるものが近いかなとおもって箱を見たら四角い!ブッシュドノエルは丸くないとだめだよなあ、どうしよう・・・と、考えてふっと思い立ったのが「メキシコ食料品売り場」。うちの周りはメキシコ人が多いので、メキシコ系の食料品が充実しています。確かメキシコにはマリービスケットがあったことを思い出して、行ってみたら、ありましたよ。スペインのGoyaというブランドが出しているものですが、その名も「マリア」。見かけも味もばっちりです。しかもアメリカのティービスケットより安い!早速お買い上げしました。

クリスマスの朝は、料理が皆比較的簡単なせいか、あまり時間もかからず、片付けやこぐまの相手をしながらのんびり料理をして、ゆったり過ごしました。たまにはどこにも出かけず、家でのんびりがいいものです。今日は天気も良くて、日あたりの良い我が家はぽかぽかと暖かくていい感じです。ホワイトクリスマスには程遠いですが。

さあこれが終わるともう2007年もあっという間に終わりですね。うちの両親は数日だけ「ハワイ」に行くそうです。私も行きたくてチケットを探してみたけど、そのときにはもう売り切れか、異様に高くてだめでした。というわけで来週末もこんな感じでまったり行きそうです。

皆様よいお年をお過ごしください!