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自然と共に

大自然と共存し、豊かな暮らしを実現しましょう。生活便利帳、趣味の世界を語りましょう。

85歳の発言

2010-01-03 | Weblog

 明けましておめでとうございます。良いお正月を過ごしていますか・・・

 85歳世代の発言。
 19才で徴兵、20歳で満州に派兵。2月の寒い時期に極寒地に行く。8月に終戦を迎える。それから23歳までソ連に捕虜として囚人生活を3年間する。極寒地でマイナス40度の世界を経験した。金属を素手で握ると皮膚が凍りついてはがれる。囚人としての作業は、所属将校の自宅補修(屋根修理、庭整理、薪割り等)、シベリア鉄道保線修復、護岸整備など何でもした。夜は、二段ベッドで寝起きしたが、上段は熱いが、下段は寒い。朝には、隣人が冷たくなっている事もあった。食事は、数粒の米が見えるおかゆをすすりながら作業する。路上の石が、饅頭に見えると言いながら作業した。あるとき、屋根補修をしていると、誤って落下し腰を殴打し入院治療した事もあった。病院では、看護婦がきて、尻の肉を摘んで、温度弾力性を確認し健康を評価していた。
 終戦後、モンゴルなどに囚人として行った人は、大変な苦労をしたようだ。兄も南方で終戦を迎えたが、数年後に帰国した。苦労したようだ。昭和35年の引揚者が最後になっている。舞鶴港に戻ってきたが、父親は死んでしまっていると思っていた様であったが、政府からの引き上げ者名簿をみて、生きていることを確認し、迎えに来ていた様だが合えなかった。最近まで戦友達で満州会を組織していたが、会員が数人になり解散した。お陰で毎年、関東、九州、関西と会場を変えて会合を繰り返したので国内旅行をよくした。・・・・・・・・・・・etc


 なかなか、親父世代には伝わってこない情報も多くありそうである。

 では、皆さん今年も元気で頑張りましょう。
 


コメント
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