秋田県現代詩人協会会員の黒沢せいこさんから、『秀衡街道ものがたり』と『大雄の民話と伝説』を受贈した。
『秀衡街道ものがたり』は、奥州平泉と秋田を結ぶ古道周辺に残る口伝と神社等を探りながら巡る。サブタイト
ルは~岩手から秋田へ民話でつなぐ黄金の道~とある。『大雄の民話と伝説』は、秋田県横手市大雄地区の民話と
伝説をまとめたもので、地区に残る謂れを感じ取ることが出来る。どちらも地元での採話による成果だと思われ
るが、その地道な努力と熱意に敬服。両書を比較するのはおかしいが、敢えて言えば読みごたえとロマンがある
のは『秀衡街道ものがたり』。取り上げている岩手・秋田間のマップもあり興味がわく。
「秀衡街道という言葉は、(略)平安時代末期、東北を治めていた平泉三代(清衡、基衡)藤原秀衡と、黄金文化
にちなんでつけられた、古代の道」(秀衡街道あれこれ・講話より)。岩手平泉から秋田横手に至る間にはたくさん
の金山があったと言われ、その運搬路でもあり軍事要衝の街道でもあったという。私には、源頼朝・義家親子が、
陸奥の国の豪族安倍頼時・貞任親子を攻める前九年の役、そして後三年の役・・・くらいの知識しかない。ずいぶ
ん昔、若い頃に横手市の金沢柵址と「後三年合戦金沢資料館」を訪れたことがあったが、そういう歴史ある土地柄
だという程度の認識。恥ずかしいが。
黒沢さんは、これまで古道の「東山道(とうさんどう)」を調査して歩いたことから「羽州民話街道」活動を仲
間と行ってきたという。1988年出版の『雪国の昔っこ』を機に県内に伝わる昔ばなしの採訪や収集、語り手と
して活躍されている。
『大雄の民話と伝説』・・・発行日:2024.10.03、編集・発行者:黒沢せいこ、定価:500円+税
『秀衡街道ものがたり』・・発行日:2024.11.23、編集・発行者:黒沢せいこ、
企画製作:みちのくアート、定価:1000円+税