陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

ヤブカンゾウ

2013-07-20 | 季節

今年も家の前にカンゾウの花が咲き始めた。一昨年もこのブログで取り上げたが、正式名称がわからないままであった。ネットで検索した画像から判断するに、”八重”咲きであることから、我家のこの花は「ヤブカンゾウ」と決定!?。参考にさせてもらった「野の花散歩」には次のような記述があった。

「カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言う。
 万葉集に次の歌がある。 「忘れ草 我が下紐に 付けたれど しこのしこ草 言にしありけり」(あなたを忘れようと思って、下紐に忘れ草を付けたけれど、言葉通りの効果は無く、思いは募るばかりです)。
中国原産の史前帰化植物で日本中に広がり、今でも山菜として食べられている。 春の若芽や葉は和え物、お浸し、煮物になり、花は料理に添えられる。 平安時代に編集された 「和名抄」 に若葉を食べると美味しくて憂いを忘れると記されている。 根は乾燥して利尿剤の漢方薬になる。
古今集に 「忘れ草 種とらましを 逢うことの いとかたきものと知りせば」 とあるが、3倍体の為種子ができず、根茎で増えるユリ科の花である。」

  忘れ草 我が下紐に 付けたれど しこのしこ草 言にしありけり

なんとも切ない歌である。

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高尾山、あの山!

2013-07-06 | 

先般上京した折、 高尾山へ行ってみた。                                                                    秋田市雄和にも同名の山があるが、この時に訪れたのは東京都八王子市にある”あの”高名な「高尾山」!。
いつものとおり、ちょっとしたきっかけで”登るしかないでしょう!”と相成ったのだが、大きな寺院や神社が点在する聖地だとは知らなかった。都会人の登山のメッカであること、そしてケーブルカーがあること位は知っていたから、これは散歩がてら・・・・に、と思ったのも事実。確かに一般的なコースは普段着姿から幼子をおんぶした人、更に、中には浴衣に下駄の人もいたりして田舎者の私には理解できない光景にも出会ったが、総じて、若い人達も家族連れもお年よりも”登山”や山の雰囲気を感じたいから来ている、という人たちのようであった。一方、純粋に麓から登る人も多い。2千㍍級の山へでも登るような装備でトライしている人も多かった。だから、その混在振りが妙にちぐはぐでなんとも表現しがたい光景になっている。私的には、山に対峙するにはその装備のほうが正解であるとは思ったものの、果たしてそうだろうか・・・。                                                   いや、山は山だからそうあるべきだ・・・・な・・・・・。                       

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