陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

「BEAK」秋田公立美術大学研究活動報 第4号

2018-04-30 | 詩関係・その他

       

秋田公立美術大学の美術教育センター研究活動報「BEAK」第4号が届いた。
 同大教授で詩人の大八木敦彦氏からの受贈で、同氏が編集されている。
 初めて手にしたが、講演会を記録したものや第1回「秋美文芸大賞」受賞作品など興味深い内容となっている。その中で、「最後の文人 ・・・原子朗先生の思い出」と題する大八木氏の散文に目が行った。昨年他界した原子朗氏は詩人、元宮沢賢治イーハトーブ館館長、早稲田大学名誉教授。大八木氏が原氏に出会った経緯やその後の交流などが書かれている。私的には大八木氏を知る意味で格好の内容。
 拙宅から雄物川を渡れば同美大があるが、中に入ったことはない。授業の内容を見たこともない。今回戴いた活動報で、なんとなく雰囲気が理解できた感じだ。

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船木俱子詩集『男鹿半島』

2018-04-30 | 詩関係・その他

       

 千葉浦安の船木俱子さんの第三詩集『男鹿半島』が出版された。
 船木さんは男鹿市出身の詩人。関東圏で朗読を始めとした活動を行っている。今回の詩集は2001年に出された『あなたと同じ風に吹かれた』(第三回秋田県現代詩人賞受賞)以来。

     生誕の日

   わたしをのぞきこんだとき
   ことばがもれた
   なにがみえてしまったか 幼い姉に

   まもなくあなたはみえなくなって
   もれたことばでわたしは呼ばれる
 
   初めてのよるは雪が舞い
   なお雪が舞い

   視線のようにくる雪がある
   あなただろうか

 

      発行日  2018年4月1日
      発行者  俱子オフィス
            

      ※ホームページ「船木俱子の詩」http://www.tomokofunaki.com/

 

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