田代 卓さんによる講演
自作詩を朗読する能代高校２年生の袴田美帆乃さん
秋田の詩祭・詩表現を楽しむ集いが、昨日（20日）、北秋田市交流センターで開催された。今回は、来年同市で開催される第29回国民文化祭「現代詩フェスティバル」のプレイベントとして、秋田県現代詩人協会と北秋田市の共催で開催され、会員や市民約60人がひと時を楽しんだ。
①鷹巣西小学校の児童による「鷹巣祇園太鼓」の演奏 ②地元の声楽家である三澤由美子氏と女声合唱団「る・それいゆ」による合唱と合唱曲の詞の朗読、独唱 ③福司満氏、矢代レイ氏、能代高校2年生の袴田美帆乃さんによる自作詩の朗読 ④農学博士でもある詩人の田代卓氏による「二年間暮らしたブータン」と題した講演。また、ロビーには会員の自作詩パネルなども展示され、タイトルどおり、いろいろな詩の表現が行われた。
（当日、私は詩人協会イベント係りの一人として、進行役を仰せつかった）
来年開催される第29回国民文化祭in秋田のプレイベントが、秋田市を中心に3日間の日程でスタートした。秋田県現代詩人協会も当然ながら参画し、秋田市の会員を中心に自作パネルと、詩集などの著作物を展示している。（私も自作パネルを２作品展示した）
遠い昔、二十歳頃だったか、当時所属していた同人詩誌「ミラ」が、秋田市の千秋公園で「野外詩展」を行ったことがあった。勿論、公園を管理する役所の許可を得てのことである。自作詩を自作の写真や模造紙に書いて、それをベニヤ板なんかに貼り付けて展示した。その頃、ワープロは勿論、自宅用のパソコンやプリンターなんてあるはずもなく、結構手作りそのものが作者の感性に依存していた。野外詩展そのものも、当時としては案外斬新？な活動であったはずである。市民の皆さんが散策路に置いたパネルの前で立ち止まってくれただけで感動した・・・。
そんな古い記憶がよみがえってしまったのがまずかった。このコーナーでしばらくシバラク立ち止まってしまった。そして、他の展示団体を巡っていたら、あっという間の一時間経過で、駐車料金はカウントアップしてしまった。（まぁ、いいじゃないですか・・・ねっ）
来年開催される第２９回国民文化祭の「１年前プレイベント」が秋田市を中心に、明日から３日間開催される。
現代詩は、秋田市の「にぎわい交流館ＡＵ（あう）」２階の展示ホールで、他の分野と共に展示。内容的には、秋田県現代詩人協会の会員が写真やプレートを使って作品を展示するほか、詩集など関係図書の展示も行う。
是非是非、のぞいてみてください。
秋田県現代詩人協会ー秋田の詩祭2013ー「詩表現を楽しむつどい」が、１０月２０日（日）午後、北秋田市で開催されます。
来年開催される＜第２９回国民文化祭２０１４＞のプレイベントとして、北秋田市実行委員会との共催。
鷹巣祇園太鼓、合唱、詩の朗読、講演が行われます。（進行は私が行う予定・・・）是非おいで下さい。入場無料です。
１、日時 １０月２０日（日）１３：３０～１６：００
２、場所 北秋田市交流センター （鷹巣駅近く）
地元紙である秋田魁新報の「さきがけ詩壇」を中心に発表を続けている矢代レイさんの処女詩集「水の花束」が刊行された。
「詩の小径を歩きはじめて十年」「詩とともに生きて節目の年を迎えたいま、このよろこびが一冊の詩集になりました。」と、あとがきに記す。３５編の作品個々に込められた思いが素直に伝わってくる。
発行日 ２０１３年９月８日
出版 書肆えん（秋田市新屋松美町5-6）
