陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

河口

2007-02-25 | 詩関係・その他
風は冷たいが、青空の午後、
近くの雄物川河口へ数年ぶりに散歩に出かけた。
陽気に誘われてか、河口では釣人も多い。

雄物川、流路延長約133kmの河口である。
何年か前も同じようなことを思ったような気もする。
淡水と海水が揉み合いながら融合している箇所。

ふっと
かつて同じ詩誌の同人であった細部俊作氏の詩を想った。
「橋のうえで」という作品の中で
人生を詩を自分を旭川の流れに寄せ
「詩は
 河口のように
 広い河口をもつものであればい」
と表現した。

当時まだ27歳だった彼の冷静な見方に感服したものである。
流れて川は、水は、河口へと到達して終えるだけなのか。

河口の先を見ると、水平線を蜃気楼に揺れる旅客船が航行し、
その先には男鹿半島と寒風山が浮いていた。

風の冷たさが思いのほか心地よかった。




※細部俊作(ほそべ しゅんさく)秋田市生・住
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ローカル・ヒーロー

2007-02-11 | 地域・社会
雪がなくて県内各地の雪祭りも苦労しているようだ。
昨日はぶらりと県南地区へドライブして
湯沢の犬っこ祭りへ行ってみた。
数年前にも行った事があるが、会場以外に雪のない祭りは
やはり似合わない。関係者の苦労が伝わってきた。
あいにくの小雨。商店街に並んでいた雪のお堂が溶け始めていた。

帰路、相方が旧大内町の道の駅へ行きたいという。
併設されている温泉が目的か・・・。
と思ったのは大間違いで、なんと、ローカル・ヒーローの
「豪石(ごうしゃく)超神ネイガー」ショーがあるからとのこと。

子供・親・若者・爺さん・婆さん
まさに老若男女とはこれだな、と思わせる人の数。
想像外の人の多さにに驚ろいた。「へぇ~・・・」の一言。
相方は、鹿角に来たネイガーを見てから、
その秋田弁を使ったコミカルなストーリーに魅せられてしまったようだ。

今や死語に近くなった本当の意味での秋田弁が出てきて、
これは爺さんや婆さんの方が受けているのかもしれない。
隣接する産直販売店では
「爺さん、ネイガーやってるや、早やぐ行がねば間に合わねや」
なんていう会話が聞こえた。
いいなぁ、いい。凄いことだよこれは。

 ※「超人ネイガー」って何?という方は下記の公式HPへどうぞ。

   http://homepage1.nifty.com/nexus/neiger/


 






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