ここ数日ずっと秋田は「氷の世界」。
今日は秋田市で瞬間風速24.9m。猛烈な横殴りの雪(吹雪)が一日中吹き荒れた。
「平成18年豪雪」以来だと今冬をマスコミは報じる。
平成18年といえば丁度転任地最後の冬だった。確かに毎日朝早く起きて雪かきしていた記憶がある。
今日の地元紙情報では、県北部の北秋田市阿仁合は今冬の積雪169センチ、
同市鷹巣では131センチとなって過去最高記録だという。
同市の某ガソリンスタンドの屋根が雪の重さで倒壊したくらいだから事のすごさは想像は出来る。
秋田だけがそうなのではなく、日本海側を中心に豪雪で被害も大きい。
天気予報では、今週はずっと「氷の世界」のようだ。
老人家庭にとっては寒さも、除雪が追いつかない状態も、生死にかかわる大事。
そうしたニュースを見ていると、実に身近な深刻さだ。
高齢者だらけのこの町内(自治会)も人ごとではない。
秋田県現代詩人協会の「秋田県現代詩年鑑2012」が刊行された。
協会所属詩人のうち55名が参加。
作者紹介と2011年秋田の詩界の動きを掲載している。
私の「塵(ちり)」も掲載。
発行 秋田県現代詩人協会
〒010-1604 秋田市新屋松美街5-6 横山方
電話 018-863-2681
定価 800円
東日本から北日本、北海道・・・という言葉や文字が頻々と出るのは例年の今の時期の天気予報だが、
今冬は九州とか四国までもが雪だるまのマーク。
何か狂っている。
それでいて秋田はずっとずっと真冬日だ。例年にない異常気象。
久々の日曜日、外を見てみると気温は零下だが雪降ることなく、ちょっとはおとなしい午後だった。
冷え冷えとした外に閉口して家の中の雪だるま、だ。
年が明けて、2日は毎年恒例のアマチュア無線で遊び、4日は仕事始め。
勤務先の年賀式司会をし、安全祈願をし、連休中に着信していたEメールをチェックし・・・・
あとはいつもの通りの一日が始まった。何も変わりはない。
それから3日間出勤して、ここ3連休。
明日から、なまくらになりきってしまった身体と頭をフル回転しなければならない。
ところで、年末、別部屋にある机の引き出しを整理していたら
「パイロット」万年筆1本と、「バーバリー」の万年筆1本が出てきた。
ネットでこの2本を探すと、
・「パイロット」は「CUSTOM・ストライプ」でペン先は18-KWG。H472との刻印がある。
Hは平塚事業所製作で4は4番ライン製造、72は1972年製の意味らしい。
この万年筆は、臨時社員から正社員への任用試験に合格した時に上司がプレゼントしてくれたもの。
一丁前になったな、と、ほっとした気分になった記憶がある。
・「バーバリー」はペン先にブランド名と線の太さ(細字)を示す<F>があるだけで他の刻印は無い。
インクは「ぺんてる」が供給。もしかして、製造も「ぺんてる」でOEMかも。
「バーバリー」が万年筆の販売をやめて相当年数が経っているらしい。
この万年筆もプレゼントされたもので、本革巻きがもったいなくてほとんど使用していなかった。
この2本を早速ぬるま湯に入れて長年のインク塊を溶かしてから
手持ちの「パーカー」の瓶詰めインクをスポイトでカートリッジに注入し、書き味を確かめた。
きれいな細字で引っかかりもない。
出来れば中字か太字であれば最高だがと思ったが、それはともかく・・・ニンマリ。
しかし、差出し遅れた年賀状を数枚したためただけで、以後出番なし。
かくして、筆記具は揃ったものの、宝の持腐れがまた始まるだけか?・・・も。
謹賀新年
また一つ年が明け生きることになる。
そう思うのは妙だろうか。
生かされているとも
生きているとも
ながらえているとも
しっかりとした位置づけが出来ないまま
こうだ
とも言い難い曖昧な位置でいる。
何故だろうか。
ありきたりであって良いから
昨日と今日が同じであっていいから
傍にいる人がいるから
そんな贅沢な時間を感じているから
思って
また一つ年を生きる。