kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「ブレイブ ワン」

2007年10月22日 23時41分02秒 | 映画
今日は、観たかった映画「ブレイブ ワン」の試写会へ。

ジョディー・フォスター主演映画で
「パニックルーム」「フライトプラン」に続き今回も
ギリギリの戦いを強いられる役らしい!

しかし、今回の作品が大きく違うのは・・・

前2作は、追い詰められた状況の中で、
どんなことをしても我が子を守りたいという、
強い思いで行動する母性の塊のような役。

今回は愛する人を奪われて
復讐という炎を大きく燃え上がらせてしまう役。

ストーリーは・・・
ニューヨークのラジオ番組でパソナリティーを務める
エリカ・ベイン(ジョディー・フォスター)は
恋人との結婚を目前に控え、幸せの絶頂にいた。
しかし、ある日恋人と一緒に飼い犬を
散歩に連れて行った公園で、不良に襲われて
恋人を失い、自らも生死の境をさまよう重傷を負わされる・・
なんとか命を取り留めたエリカは、
警察があてにならないことを思い知らされ、
自分の身を守る為に、拳銃を手に入れたのだった・・・

ジョディ・フォスターが迫真の演技!
さすが、今年度のアカデミー賞候補と言われるだけはあります。

この作品の最大の問題提起は、
復讐を認めるかどうかということ。

被害にあった遺族や家族にとって
犯人に復讐してやりたいと思うのは当然のこと。

残虐な事件が起こる度に・・・
弁護士は精神喪失という逃げ口上で罪を軽くすることばかり・・
ましてや、犯人が未成年の場合、
犯人については何一つ公表されることはないのに、
被害者については、本人だけでなく家族まで
世の中にさらけ出されてしまう・・・

その上、罪に問われなかったり、
軽い刑で出所してきてしまったりすれば
遺族の気持ちはどうすればよいのかと、
いつも腹立たしく思っている私としては・・・

法で裁くことが出来ないならば、復讐を認めるべきだと
思ったりもしてしまいます・・

しかし現実的には、どんな場合にどこまで認めるのかと
言われば・・・難しい問題で・・・
そしてそんなことになれば、世の中の秩序は保てなくなるだろうし・・

そんなことを考えさせられた映画でした。