そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

10月22日(火)四位を拾ひて…?

2018年10月23日 | 公開
  土日は岡山でなかむかし文学会の大会で、研究室の院生一両名が参加したようだったが、私はパスして論文を書いた。9月末締め切りで、なにしろ私自身が実質的編者のひとりという論集掲載論文だから、ボーッと生きてるわけにはいかない。出版元には1ヶ月締め切りを延ばしてもらった。

  実質、Nさんの定年退職記念論集という性格もあり、Nさんへの賛辞をそれとなく織り込む必要もある。このあたりが難しいところだ。

  だいたい書き上げて、あとは細かなところを確認すればよい仕儀とした。

  本日は午前中、痛風の病院へ行く。体重が減って77㎏になったせいか、検査数値がよくなり、この調子でと主治医のY先生に言われた。そのまま社会人向け講座へ赴かんとメトロに乗れば、乗り換え駅を1つ乗り越してしまった。えい、ままよと下車し、せっかくパスしちゃったんだからと、「大心堂」に立ち寄って、雷おこしの袋を3つ購入した。こちらのおこしは、めっぽうかいに美味いですぞよ。

  昼食は、久しぶりに築地の「布常更科」へ。開店時間が11:30に変更となっていた。代わり蕎麦は胡麻切で、真っ黒い蕎麦をたぐった。

  社会人向け講座の事務所へ、雷おこしを1袋差し入れる。レクチャーは、3分の1マクラを喋り、ゆるゆると読み進める。何の気なしにプリントを作った「西行法師行状絵巻」の絵詞の文字が、たいへんに読みやすく、初心者向けだった。先週に引き続き、これを教材とする。

  老母の定期診療の日なので、そのまま直帰する。車に乗せてクリニックへ行き、受付窓口に雷おこしを差し入れる。こういう心遣いが、大切なのだよ。本日の体調はまことに上々、貧血もだいぶん改善してきたようだ。次回はインフルエンザの予防注射をお願いしておく。薬局へ処方箋を出しておいて、老母を連れていったん帰宅。晩御飯は、勤務先大学の正門周辺で拾ってきた椎の実を殻から取り出して、椎の実ご飯を炊いた。



  荊妻が早く帰ってきたので、おかずの仕上げは任せ、薬局に薬を取りにいく。一包化をお願いしているので、手間と時間がかかるのである。日が暮れるのがずいぶん早くなった。17:00前には日が沈むのだから、当然か。我が人生の夕暮れも、いよいよ迫ってきたなあと、いささか「あはれ」を感じましたわ。 
  

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