そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

3月29日(土)古記録研究会

2014年03月29日 | 公開

  同居人はオープンキャンパスなのだそうで、もうやるのか!と絶句した。高校生が結構やって来るよし。

   浅見先生と伊東さんから新しく出たご共著を頂戴した。古典の文庫本テクストは昨今、充実著しいものがある。

  古記録の研究会のため本郷へ。ここのところ校長の用務と重なりずっとサボっていたが、幹事役のWさんから、今日は必ず出席するよう念を押されたので、謹んで参上した次第。注釈の発表が1件、研究発表を3本聴く。いや~勉強になった。学問の最先端、最前線とは、まさにこの研究会のことである。Sさんの平家の登場人物に関する考証は、今せっせと論文を書いているテクストにも直接関係する面があり、大きな刺激を受けた。尊卑分脈の注記がいい加減であることは、最近のO氏の論文でも痛感したところである。またOさんの陽明文庫の史料調査から浮かび上がってくる報告も、近衛家が本当にゴミのかけらまで保存していることの意義を感じた(研究会の親分もゴミ先生だが:笑)。後徳大寺左大臣の自筆書状がレジュメに掲載されていたので、余部をいただいてNさんにお送りすることにする。

  明日は大雨らしい。講演を頼まれているので、飲み会は失礼して帰宅した。春休みのせいか人出が多い。桜もずいぶん開花した。気温もあがって、なんだか疲れた、


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