そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月19日(木)漱石山房跡

2012年04月19日 | 公開

 卒論演習、博士課程の研究指導、修士の演習を連続して行う。夜の研究会はお休みとのことだったので、17:00前に帰路につく。まだ明るいので、飯田橋まで歩くことにした。

 I 先生がご住職をおつとめになるS寺の脇道を斜めにずずずっと入って行く。昨日、今日と授業で鴨長明の話をしているが、I 先生によれば、『方丈記』の作者は絶対に「鴨長明」ではない!ということになるのだ。『文学』(岩波書店)の最新号にも、そのことをまたお書きになっている。

 さて、W小学校を通り過ぎると、ほどなく夏目漱石終焉の地、漱石山房跡に至る。復元された猫塚が有名だ。

 漱石の生家は夏目坂の下だから、生誕地と終焉地は500メートルほどの距離となるかな。

 「アルパージュ」でチーズを買う。


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