修士課程入試の二次面接試験である。私はカヴァーさせられている時代・ジャンルが広いので、2つの面接会場を移動、いちばん対象面接者が多い教員とあいなった。受験生にはいろいろな人がいらっしゃったが、合否発表前なので、詳細は記さぬ。
やっと昼食へ出かけるも、13:00過ぎの神楽坂は混んでいて、「想いの木」も「東白庵」も、お待ちの客が多く断念する。結局メトロで戻って、コンビニでおむすびでもと索漠な気持ちで地上に出れば、なんとなんと、「すゞ金」の暖簾が白く翻っているではないか! しかも、「品切れ」の札は出ていない。恐る恐る店に入れば、大しかありませんがとのこと。いや~、大で結構でありんすよ。
私に続いて、社会学のO教授も入っておいでになった。「すゞ金」入れるなんて、奇跡的だとおっしゃっている。最近はなんだか超人気店で、気安く入れやしない。13:30に鰻重にありつけるなんて、僥倖といふもさらなり。すかさず「すゞ金」讃歌愚詠両三首を量産す。
明らけく 治まるみよの 十(とを)とせに 店を開きし ワセダの老舗
飯のみで 済めばめやすし さはいへど 麦酒頼めば 肝の佃煮
四代目の 焼きの手技は 冴え冴えて 香りも高き 蒲焼の色
夕方からの会議は10分で終わる。ついついシンシアリ―の新刊新書本を買ってみたが(島根県人なので、この人の新書本は一応、全部読んでおります)、自宅最寄り駅までに読み終ってしまった。