そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月27日(日)結局最寄駅近くへ

2015年09月27日 | 公開

  修士課程入試の二次面接試験である。私はカヴァーさせられている時代・ジャンルが広いので、2つの面接会場を移動、いちばん対象面接者が多い教員とあいなった。受験生にはいろいろな人がいらっしゃったが、合否発表前なので、詳細は記さぬ。

  やっと昼食へ出かけるも、13:00過ぎの神楽坂は混んでいて、「想いの木」「東白庵」も、お待ちの客が多く断念する。結局メトロで戻って、コンビニでおむすびでもと索漠な気持ちで地上に出れば、なんとなんと、「すゞ金」の暖簾が白く翻っているではないか! しかも、「品切れ」の札は出ていない。恐る恐る店に入れば、大しかありませんがとのこと。いや~、大で結構でありんすよ。

  私に続いて、社会学のO教授も入っておいでになった。「すゞ金」入れるなんて、奇跡的だとおっしゃっている。最近はなんだか超人気店で、気安く入れやしない。13:30に鰻重にありつけるなんて、僥倖といふもさらなり。すかさず「すゞ金」讃歌愚詠両三首を量産す。

    明らけく 治まるみよの 十(とを)とせに 店を開きし ワセダの老舗
    飯のみで 済めばめやすし さはいへど 麦酒頼めば 肝の佃煮
    四代目の 焼きの手技は 冴え冴えて 香りも高き 蒲焼の色

  夕方からの会議は10分で終わる。ついついシンシアリ―新刊新書本を買ってみたが(島根県人なので、この人の新書本は一応、全部読んでおります)、自宅最寄り駅までに読み終ってしまった。


9月27日(日)高七讃歌続編

2015年09月27日 | 公開

  日曜なれど、面接試験である。8人ほどは面接せにゃならんらしいから、3時間くらいはかかるんじゃないかな。それでもって、夕方から会議である。

  高七讃歌をまた作る。金曜の作の手直しという感じ。昨日のK法師の発表の、教長の作歌法に愚詠は近いかもしれません。

      水の気も ほどよく揚がる すずしろの 輪切り天麩羅 あるじ腕よし

      食ひたくば 訪ね来てみよ 早稲田なる 夏目坂うへ ほまれ高七

  二首目は葛の葉狐のパロディですがね。さて、短冊にしたため、持って行って、献上いたそうか? まこと、短歌とはお手軽なれど、贈り物として気がきいていると思いますわ。