海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

赤いシリーズと白いシリーズ

2008年10月07日 03時12分38秒 | ビジネス
赤いシリーズの販売手法は、インターネットを中心とした販売で従来インターネットでは、難しいとされる木材をいかに売っていくかに集約される。

もちろん、インターネットだけの知識では、無理があるが、克服すべき改良点は見つかった。

改良点をしっかり見据えて、システマチックに構成すると何とかビジネスになるように思える。

では、白いシリーズは、どのようにするのだろう。

白いシリーズでは、木材ではなく、木製品を商品として販売店のあるメーカーに下ろす商法だ。木材の流通は、複雑怪奇で流通コストが掛かる上にマージンによる上乗せが多い。はじめから原材料を仕入れ、加工して製品としての価格を維持してしまう手法だ。

白いシリーズには、いくつか問題がある。それは、商品として消費者が求めるものであるかと言う点や果たして海杉しか出来ない製品なのかと言う点だ。

つまり、売れない商品だったら、メーカーも手を出さないし、特別なものでなければ、海杉以外のところから仕入れることになる。

極、当たり前のことだ。

赤いシリーズも白いシリーズも共通したものがある。それは、社会に抹殺された木製品の復活である。

鳥居も百葉箱も誰もが知っている。しかし、存在しない。もしくは、どこに行けば販売しているかも分からない品物である。

鳥居や百葉箱はどちらもシンボリティックな存在だ。

話は変わるが、絶滅寸前の希少価値の高い動植物をなぜ、守らなければならないのかと言う質問が海杉に寄せられた。

海杉が講演会での高校生の質問だったと思う。

海杉は質問者に逆に問いかけた「なぜだと思いますか?」

高校生は、答えられない。

海杉は、絶滅危惧種を守るという行為は、はじめに絶滅危惧種がどういう生き物であるかを知らなければならないということで、自然界のバロメーター的な役割を果たしていると答えた。

絶滅した動物を再び、蘇らせることは、不可能に近い。つまり、絶滅させてしまうとその種を知ることは出来ない結果になってしまう。

絶滅の恐れのある種が発信している危険信号を常に敏感にキャッチしていないといつかは、自分達にその不幸が訪れることになるだろう。

それが自然の法則と割り切って絶滅して行くことを容認するといつかは、自分達にも訪れる危機かもしれない。動植物が絶滅しない環境作りは、一長一短ではできない。そのことを学ぶ意味でも絶滅危惧種を減らすための努力を惜しまないことだ。一長一短でなできない。

白シリーズや赤シリーズはそれをビジネスベースに持っていけるかが勝負の分かれ目だ。
コメント
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