日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

恐ろしい事

2011年11月25日 | Weblog
私はバカなので、調子がよくなった時に有頂天になってしまうのではと云う密かな恐怖を抱えています。
貧乏ばかりしているので、もしお金に困らなくなった時(絶対そんな事ないでしょうけど)、とんでもなくバカな買い物をしてしまうのではとか、そう云う事です。
必要もないのに見栄を張ったりとか、今迄出来なかった事をここぞとばかりにやってしまいそうで、本当に怖いです。
それほど単細胞だと云う事を、自分でよくよく分かっているので……。

寄付とか有益な事に使うならまだいいのですが、言葉巧みに自尊心をくすぐられて、しょーもない事にほいほい使いそうなオレ。
自分を何処までも信用出来ません。
何せ、そう云うよい状態になった事がないので、今恐れているようなバカな事をやりかねないのです、私は。
中身の伴わない状態でいい調子になると、多分すっからかんの頭で考えられる程度の、如何にもって事かばりやってしまうと思うんですよね。
持っている額ではなく、身の丈にあっているかどうかを判断出来なくなると云う不安……。
しかしふと思う事もあります。
もしかして、こう云う心理が金回りにストップをかけているのだろうか、と。
な~んて思う事自体、つくづく小者と云う事ではとも思います。
小者、超小市民的思考だから、回って来ないんでしょうね、きっと。
この分じゃ、貧乏スパイラルからは、抜け出せそうもありません。


瀬戸内寂聴さんがTV番組の中で「希望を持つと云うのは奇跡を起こす事」とおっしゃっていました。
なるほど、そうかもしれないなと思います。
震災の被災者へ向けての言葉でしたが、特に今回のような事が起きた時は、全てが希望を持つところから始まるのかもしれません。
生きてるだけで精一杯、頑張る力なんて何処からも出て来ないような思いをした人なら尚更。
その希望が何時持てるか、それは自分にも分からないかもしれないけれど、奇跡へ繋がる希望だと思うと、それが湧いて来る事を願わずにいられません。