日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

色んな人

2011年11月11日 | Weblog
少し前の新聞に出ていた本の広告に、「カフカの人生論」が掲載されていました。
人としての比較は恐れ多くてとても出来るものではありませんが、「死なない為にだけ生きている虚しさ」とかその他諸々、カフカの言葉は自分の気持ちが文字になっているように思えて来ました。
こ、この人、オレじゃね(汗)と思った……。

「得意なのは倒れたままでいる事」とか、クスッと笑えもするけれど、私には物凄く共感出来るような事が沢山書いてありました。
この世の中、夢があって希望があって、明るく前向きに生きられる人ばかりじゃないんですが、そうではない人はダメと見なされ云われたい放題、本当に生き辛いです。
何が何でも死ぬものか、生きてやると思う人もいれば、世を儚んで死んでしまうなんて人もいて、お互いの心を一生理解出来ない人も存在します。
でも、それが世の中で現実。
自分と違った考え方だからと云って、否定される云われはありません。
もしその事で迷惑をかけている人がいるなら、その人に対してだけの責任だと思います。

特に、私がそうだから余計に思うのかもしれませんが、前向きになれない事をあーだこーだ云われるのって、あんたに何が分かるのさと云いたくもなると云うもので。
大体あーだこーど云う人は人の気持ちなんてお構いなしで、自分の価値観をゴリゴリと押し付けて来る人が殆どですが、何を云っても正しいのは自分ですから話をするだけ不毛です。
誰しも前だけ見て、日々を生きていけたらいいのかもしれませんが、今、現実には無理な話です。
多種多様な価値観を受止める度量がないのも、充分考えものだと思います。
でも、みんなが同じ方を向いているって、考えようによっては気味が悪いし(汗)、世の中を動かすような面白い考えも、出ては来ないかもしれませんけどね。


あの日から8カ月経ちますね。
時間の経過がもたらしたものは何でしょう。
持っている全ての愛と共に、合掌。