史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

河内長野 Ⅲ

2018年10月06日 | 大阪府
(油屋本陣)


油屋本陣 天誅組史跡

 西高野街道を南下してきた天誅組一行は、文久三年(1863)八月十七日の午前二時頃に三日市村に到着し、油屋旅館に入って休息をとった。油屋は水郡英太郎と親しい西川庄兵衛が営む旅館であり、大名が宿泊する本陣でもあった。ここで人足六十人ばかりを用意させ、同日午前八時に観心寺に向けて出立した。
 油屋旅館はつい最近まで建物が残っていたが、全て取り壊され、記念碑が新たに建てられている。

(高野街道)


高野街道

 近鉄三日市町駅から高野街道が伸びており、油屋本陣に至る街並みは昔ながらの町屋が軒を並べている。三日市村は幕府領と近江膳所領であった。観心寺や延命寺を経て大和に向かう道の起点にあたり、当時は大変賑やかな宿場町であった。
 この日の大阪史跡散歩はこれまで。万歩計の歩数は実に三万八千七百歩に達し、これは個人的に最高記録となった。

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