史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

常陸太田 Ⅳ

2017年09月08日 | 茨城県
(法然寺)


二本松藩烈士殉難之瑩域

 法然寺の本堂近くの墓地とは別に木崎一町830‐2にある墓地に二本松藩士の墓がある。元治元年(1864)の天狗党の騒乱に際して、幕府の命を受けた二本松藩兵が太田守衛の任に就いた。この周辺地域での天狗党との戦いにより戦死した佐倉源五衛門ほか十数名がここに眠る。二本松藩兵の身命を惜しまぬ働きにより、太田は戦火から免れた。

 二本松藩士小笠原是馬助、佐倉源五右衛門、朝河安十郎の三名は「幕末維新全殉難者名鑑」に名前を確認することができる。彼らの連名墓の前に小さな墓石が四つ並んでいて、少なくとも五名の名前(一人は法名)を確認することができる。彼らの名前は「名鑑」にはない。


小笠原是馬助 佐倉源五衛門源政行 
朝河安十郎 墓


二本松藩士の墓
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