(松久)
秋蚕の碑
秋蚕(しゅうさん)とは、秋に行う養蚕のこと。その誕生は決して平坦ではなかった。その経緯を記述した碑である。建碑は明治二十九年(1896)。篆額は土方久元。碑文は尾高惇忠、建碑は美里出身の深沢豊次郎である。深沢豊次郎は、信州野麦街道梓川渓谷沿いの安曇の風穴蚕種を、現地松本の旅館に泊まり込み、関東甲信越から注文を受け販売したという。
松久駅
秋蚕の碑の最寄り駅は八高線松久駅である。ペンションのような可愛い外観の駅である。本庄駅からバスで松久まで移動し、秋蚕の碑を見終わって松久駅まで引き返した時点で午後三時前であった。週末の八高線は本数が少ない。次の上りの電車が来るまで一時間半も駅の待合室で過ごすことになった。
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