音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

スクリーマデリカ (プライマル・スクリーム/1991年)

2012-08-07 | ロック (イギリス)
そういえば、このブログをテキトーに読み返していたら、「マッドチェスター」について全く触れていないことに気がついたので、このレビューの機会にまずそこから入ることにする。といっても、ローゼズのレビューで書かなかったくらいだから、そもそも筆者は一般的に言われているマッドチェスターは全く違うと思っている(そもそも、ポップやロックをそれ以上細分化する、所謂ジャンル分けがそもそもナンセンスだということはし . . . 本文を読む

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン (レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン/1992年)

2012-08-05 | ロック (アメリカ)
1980年代、アメリカのポップス市場は散々だった。確かに日本の音楽産業はこんな事を言う権利もないくらいに酷い状況(それは現在も)であったが、この当時アメリカはそれ以上だったかもしれない。特にロックは全く存在感の欠片も無かった。アメリカン・ロックと言われた、何処か悠長で広い国土と郷愁感や大自然を感じさせたあの独特なレシピも消え去っていたし、唯一イギリスから輸入され続けていたニューウェーヴ、或いは . . . 本文を読む

リバティーンズ宣言 (リバティーンズ/2002年)

2012-08-03 | ロック (イギリス)
2000年以降のロックバンドの御三家は、なんといっても、ストロークス、リンキンパーク、アークティック・モンキーズだと勝手に思っている。が、しかし、これは決して独断だけでなく人気、実力、また音楽界に与えた影響などを鑑みても実際にそうだと思うし、この3組に共通することは、1900年代にはなかった魅力的な音楽であると同時に、その基本は1900年代のメインストリームなポップ音楽であるということだ。ロッ . . . 本文を読む

メテオラ (リンキン・パーク/2003年)

2012-08-01 | ロック (アメリカ)
このレビューを書こう思ってアルバムをかけたら、次女にそんな音楽も聴くのかと言われ、一体彼女は自分の父がどんな音楽を聴いていると思っているのだろうかと不思議になった。70年代初頭にロックに出会った頃、とにかく毎日聴いていたのはやっぱりツェッペリンだった。聴くたびに感動していたし、禁断症状の様に一日一回は聴かずにいられなかったし、聴くことに喜びを感じていた。こういう音楽体験はピアノ時代にショパンや . . . 本文を読む