アイランズ (キング・クリムゾン/1971年) 2010-08-31 | ロック (プログレッシヴ) キング・クリムゾン第1期のラストを飾るアルバムである。「飾る」と敢えて言ったのは、この作品は一般的に評価も人気も高くないが、私の持論である「宮殿塾」の最後、閉鎖に伴い、その集大成として価値のある作品だと個人的に評価しているからである。 まずアルバムに関して述べると、作品の全体はピート・シンフィールドがホメロスの叙事詩「オデッセイア」からその世界観のヒントを得ている。ピート・シンフィールドは「 . . . 本文を読む