今日の新聞各紙のトップ記事は「ヒッグス粒子」(素粒子)発見か!でした。放射線だって素粒子なんだけど・・・ふ~む、よくわからな~い。さて、小学生高学年なら理解できる核と原発のマンガ「さよならアトミック・ドラゴン」は学級文庫にぜひ入れたい一冊だ。
第1部の「いのちと放射能」で、原子や放射線のしくみから被曝の影響まで、わかりやすく解説している。
第2部「竜が天に帰る日」では、原発事故と核兵器の被害について原子竜(アトミック・ドラゴン)を登場させたストーリー・マンガになっている。
著者は、長崎出身のマンガか西岡由香さん。これまでも、長崎の被爆をテーマに「夏の残像」「八月九日のサンタクロース」などの作品を発表している。
出版社は「凱風社」945円(税込)。西岡さんは、「特に子どもたちやお母様方に、放射能について知ってほしいという思い、そして『いのちに対する絶対的暴力』である放射能から子どもたちを守りたい―そんな願いをこめて描きました。と結んでいる。
西岡さんのホームページ(「丸い地球のうた♯」http://www.yukalink.com/)には、本書を描くきっかけとなった「放射能Q&A」も掲載されています。