12月6日の会期末を控えて「特定秘密保護法案」をめぐる、与野党の攻防が激しくなってきた。というより、与党の暴走が止まらないというのが、ことの本質である。昨日は、午後6時になっていきなり、地方公聴会を埼玉の大宮で開くことを決めたという。しかも翌日の今日午後3時から。普通、地方公聴会は、少なくとも5日ぐらいは周知の期間を取り、傍聴券も配布して行われるとのことだ。それを、いきなり翌日に開くというのである。与党は、地方公聴会を「アリバイ」としか考えていないという証拠である。
平和フォーラムの呼びかけで、国会前での座り込み行動に参加してきた。様々な団体が、国会前に集まり、午後1時過ぎには、国会を包囲する人間の鎖ができたという。ここにきて、この法案の危険性が世の中の人々の知るところとなったわけだ。老若男女さまざまな人が、それぞれに「秘密保護法反対」のプラカードを掲げて集まっていた。国会は、今こそこうした市井の人々の声を聞くべきだろう。会期末まで時間はあとわずかだが、都合がつく人はぜひとも国会前に集まって声を上げようではないか。それこそ「今でしょ!」である。
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