東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

先生。壊れている本を見つけました

2015年10月23日 | 日記

 日教組の学校図書館全国集会に参加した。
 昨年は初めて参加し、右も左も分からず各道府県の仲間のすばらしいレポートを聞いてただただ感動したり、反省したりしていた。今年は一念発起し、日々の細かい実践を少しずつ書きためてリポートとして発表した。
 昨年、学校図書館法が改正され学校司書を設置することが努力目標になり、この4月から施行となった。今年の全国集会は、その法改正をふまえ今後の学校図書館について活発な議論が交わされた。図書館へ本を読みにまたは調べに来る子どもたち、その図書館の本を整理する学校司書、図書館の本と学校教育の橋渡しをする司書教諭、それぞれの「ひと」がそれぞれの場面で本に関わることによって図書館が活性化するという、当たり前のことが改めて認識された。
 新学期になり、司書教諭として昼休み図書館の閲覧室で壊れた本の修理をしている。一人の生徒が「先生。壊れている本を見つけました」と2冊本を持ってくる。その2冊を先に10分ほどで修理する。本の修理が終わった瞬間。生徒の表情がパッと明るくなり「ありがとうございました」と大きな声で挨拶してくれた。その元気な声でがんばれそうな気がした。


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