5月5日と言えば、子どもの日だ。今年は5連休で、どこへ行っても混雑しそうだ。それはさておき、この頃の給食は手の込んだものが出るようになった。と言っても学校の規模や、センター方式か自校調理かで大いに異なるだろうが。連休に入る前の、5月2日の勤務校の給食には、『中華ちまき』が出たのである。竹の皮で包まれたそれは、一辺が10センチ以上の正三角形をした立派なもの。鶏肉やタケノコ・しいたけなど定番の具材もたっぷりで、大人でも食べごたえのあるものだった。4年生の教室で給食を食べ終わる頃、ある子どもが、食べ終わったちまきの竹の皮で、ちょっとした造形活動を始めた。それは、竹の皮と、デザートのバナナの皮で、三角形の「顔」を作ったのである。デザートのバナナには、栄養士のアイディアで、こいのぼりをイメージした目玉のシールが貼ってあった。子どもは、その3つを使って、『顔』を作ったのだ。当然のことながら、我も我もとつくり出し、食缶は、△おにぎり型のキャラクターでいっぱいになった。実に平和な教室の一コマであった。
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