東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

日本国民にノーベル平和賞を

2015年02月17日 | 日記

 昨年4月、ノルウェー・ノーベル委員会は「憲法9条を保持している『日本国民』」への推薦を正式に受理し、昨年度のノーベル平和賞の候補に「日本国民」がなったことをご存知の方も多いでしょう。
 そして、今年も推薦についての招待状が届いている。
 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、受賞対象を「日本国民」とすることで、主権者として、国民一人一人が憲法9条、ひいては戦争と平和の問題を自分の問題としてうけとめ、考え、語り合い、行動をおこしていく契機となり、国内、アジア、世界に向けて連携と連帯の和が広がることを願い、この運動を始めた。
 世界に先駆け、戦争の放棄を定めた憲法9条を戦後70年近く保持している事実と、意見が分かれ、激しい攻防を繰り返しながらも、戦争しない憲法9条を保持しているのは、一部の国民ではなく、「日本国民」だ。
 安倍首相は、この憲法を蹂躙し、集団的自衛権容認の閣議決定を行い、昨日の衆議院本会議の答弁で中東・ホルムズ海峡の機雷掃海もできると述べたが、憲法9条を保持する日本国民からすれば、憲法99条(憲法尊重擁護義務)違反の犯罪者だ。