東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

アベノミクスと女性の働き方②

2014年11月05日 | 日記

アベノミクスの問題点

 

竹信さんは「安倍首相は企業が労働力を安くあげられることしか考えていない」と言います。

“限定正社員”というのは、男性労働者にまで低賃金コースを作ったということです。

そして「家事・育児・介護は女性がやってきたことだから低賃金でかまわない」

という考えのもと、外国人家政婦や介護実習生を雇い入れて、

家事・福祉労働を女性自身に買わせる仕組みを作ろうとしているのです。 

働き手の貧困化を男女が稼ぐことで乗り切らせようという方向付けは、

家事・福祉労働の公的支援を放棄するという政策です。

また、低賃金の非正規雇用を増やすということは、

個々の購買力や貯金率を低下させるということでもあります。

一人一人が幸福感を味わえるような、理想的な国のかたちからは、

日本は今最も遠いところにあると言えるでしょう。

 

組合の女性参画率アップを!

 

セミナーでは、他単組のとりくみについて学び合うグループ討議もありました。

そこで分かったことは、女性参画の進んでいる単組は、仕事の効率化と時短が実践され、

それによってさらに女性参画が進むという良い循環を生んでいるということでした。

女性の参画が進むことの長所が見えてきます。

女性デーのときに聴いた資生堂の管理職だった方の講演では、

女性の活躍度の高い企業は働き方を見直し大胆な工夫をし始めるので、

生産性が向上しているというお話もありました。

女性が働きやすい職場は、誰にとっても働きやすい職場であり、

気持ちよく満足感を得られる職場と言えるでしょう。

 

私たちの組合も、誰もが参加しやすく、より大きな満足感を得られるようにするために、

女性参画率を上げていきたいところです。