移動教室のシーズン、バスの中でもできるアイスブレイク・ゲームを教研で教わったので紹介します。
アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時など、緊張をほぐし集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作る手法です。
最初は「タイ(鯛)・タコ(蛸)」というゲーム。
左手で隣の人と握手をします。左手は決闘の握手です。握手をしたまま、右手でジャンケンをして、勝った人は、タイ(鯛)、負けた人はタコ(蛸)になります。(ここまでが準備)
それではルールを説明します。私が「タイ!」と言ったら、タイさんは、タコさんの手の甲を右手でたたいてください。「タコ!」と言ったら、タコさんは、タイさんをたたいてください。
たたかれるだけでは痛いので、「タイ!」と言ったら、タコさんはたたかれる手の甲を、右手でガードできます。「タコ!」と言ったら、タイさんがガードします。(そして次のような声かけをします)
はい、いきますよー。「ター、ター、ター、ター、タイ!」タイさんがたたくんですよ。タコさんは、たたかれないように自分の手を守ります。もう一度いきます。「ター、ター、ター、ター、タコ!」今度は、タコさんがたたきます。「ター、ター、ター、ター、タヌキ!」タヌキさんはいないので、タイさんもタコさんもたたきません。
テレパシー・ゲーム
こんどは、右手で握手をします。私が「せーの!」と言ったら、手を握ってください。ここでギュッと強く握ると、痛いので、また決闘になってしまうので、こんどは優しく握ってください。
いきますよ。「せーの!ギュッ」いいですね。
こんどは、私が「せーの」と言ったら、「ギュッギュッギュッ」と3回握ってください。「ギュッ」のときには、声は出さないでください。
こんどは、私が「せーの」と言ったら、「ギュッギュッギュッギュッギュッ」と5回握ってください。
これだけだとゲームにならないので、「1か3か5」頭の中で好きな数字を思い浮かべてください。それでは、私か「せーの」と言ったら、お互いにしゃべらずにその数字の回数を握ってください。ギュッの回数が合えば、テレパシーが通じた証拠です。
それでは、頭の中で「1、3、5」思い浮かべましたか。はい、いきますよ。「せーの」
回数が合ったペアどれくらいいますか?。
実はこのゲームはコツがあります。気持ちを伝える方法は、アイコンタクトを使います。でも、ウィンクとかまばたきの回数は反則ですからね。こんどは、相手の目を見つめて、数字を伝え合ってやってみてください。このゲームは、バスの中でやります。子どもに伝えることは、「いま、なかなか合わなかった人もいるよね。今回の移動教室で友だちのいいところを一つでも多く見つけると、帰りにもう一回やったときに、テレパシーが通じるようになるんじゃないのかなー」と、友だちのいいところ探しに持っていきます。
新年度が始まってよそよそしい関係のときにも使えます。ぜひ、ためしてみてください。
(レンゲツツジ)