東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

安心と幸せの国

2012年09月25日 | インポート

 インクルーシブ(共生)教育とシティズンシップ(市民性)教20120914_130846育が注目を集めている。

 ユトレヒト大学(オランダ)のミシャ・デ・ウィンター教育学教授は、「他の人との共生、異なる立場の仲間とどう共生していけるかを学んでいる子どもたちの方が、学力テストでも良い成績を修めることは、いくつもの研究が証明しています。」と述べている。

 この論証を紹介している「祖国よ安心と幸せの国となれ」(リヒテルズ直子、ほんの木)は、オランダの再生の歴史から、3.11原発事故後の日本再生のヒントを数多く示している。かつて60年代に35基の原発建設計画を阻止したオランダ。競争・成長から共生・インクルージョンに向けて「脱産業化」社会の論理で組み立て直したオランダ社会の制度。それから50年を経たオランダの制度と人の心をつぶさに紹介している。

                          (空を眺めると、ポッカリ晴れ間に犬のかたち)