イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

岩泉大川 濁流j事件顛末 その2

2010年11月18日 | 釣り師の独り言
そんな抗議の意味を込めた質問メールを送ったその翌日、
以下のような返信メールが届きました。


平成15年8月26日
川野権ぞー(勿論本名で)様    

大川の魚道工事に伴う濁水流出について


このたびは、ご指摘のメールを頂きまして、ありがとうございます。
大川取水堰堤は、岩洞発電所運転開始以来40年以上も維持放流が無い状態でしたが、今回、地元要望及び河川環境の保全を鑑み河川維持放流を兼ねた魚道工の設置を行うこととし、今年度から工事に入ったものであります。
 工事実施に当っては、請負業者に対し河川の濁りに十分注意して施工するよう指導を行っておりましたが、この様な結果になりお詫び申しあげます。
 明日(8月27日)現場代理人と大川取水設備の現地調査を行い、原因の調査、問題点、今後の対応策等について十分調査検討した上で、権ぞー様へ報告したいと
考えております。


企業局業務課土木担当補佐
立原幸美


そして翌日の、8月27日、夕刻19時に、
調査報告と対応策についてメールが届きました。

平成15年8月27日  川野権ぞー(本名で)様    

大川の魚道工事現地調査について、今日現地調査を行ってきました結果についてご報告いたしますので宜しくお願いします。

1. 濁水の発生原因について

1)魚道工事の他にゲート改良工事も平行して施工しておりまして、
  ゲート上流部に堆積していたドロを重機により掘削、撤去作業中に、
仮締切りからの漏水がおき、ドロが漏水に流され、流出したことが
第一の原因でありました。

2)さらにもうひとつの原因は、濁水処理のために下流に仮設した沈殿池が
  小規模であったため、沈殿池の効果が少なく、濁水があふれ下流に流下
してしまったことが原因でありました。

2. 今後の対策について

1)沈殿池の規模を大きくし、池を2段にし、沈殿効果を増進し、
下流河川への濁水の流下を出来るだけ少なくするよう対策を行うことにしました。
今日請負業者に指示し、今日中に対策完了予定です。

2)今後濁水発生の可能性のある場合には、
  請負業者と現場監督員が施工前に、十分施工方法を協議し、
  濁水を出来る限り下流に流出させないよう対策してから作業を行うことにしました。

3)工事請負業者は、濁水発生等の河川に影響する工事を行う時は、
  常に監督員立会いの上で作業を行うことにしました。

権ぞー様には、毎年楽しみにしていたところ、全く気分の悪い思いをさせまして
本当に申し訳なく思っております。
 私も子供の頃から自然環境の良い河川で育ってきましたので、
渓流釣りが好きで釣りをする人の気持ちはいくらかでも解かる積もりです。
せっかく長時間かけて期待の川に到着し、河川がこんな状態であったら私であっても、本当に悔しい思いがします。
今後も色々とご迷惑をかけると思いますがご協力のほど宜しくお願い致します。

企業局業務課土木担当補佐
  立原幸美(たちはら さちみ)


こんな対応をされたら、釣り人のあなたはどう感じますか?
その後の顛末については、後程・・・



※にほんブログ村のランキングに試しにエントリーしたので、
 もし良かったらポチポチっとして頂ければありがたいのですが・・・。
↓↓↓

にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへにほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿