イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

大槌の「さんずろ家」へ支援物資 第3便

2011年05月09日 | 被災地から

GW期間中にもかかわらず、このブログの活動の理解者である
ふぉーくサンから立て続けに支援物資が届いた。
奥州市水沢区の「奥州・いわてNPOネット」事務局の佐藤さんから
事務局に物資が届くたびにメールを頂く。
本当にありがとう。

その物資の一部は、大槌の支援物資の拠点となっている
民宿「さんずろ家」へ、というメッセージがあり、
その物資に僕のところに集まった物資を合わせて届けてきた。

「復興食堂」を開いていた大船渡市起喜来のコミュニティセンターから
国道45号を北上し、真っ直ぐに大槌へ。
さんずろ家の女将は、又してもの物資に感激のご様子。
皆さんに心からの感謝を伝えてほしいと託された。

また・・・
このGW期間中に、なんとこのブログを見ている方々が、
きめ細やかな配慮をされた沢山の支援物資を届けてくれたという。
その物資は、それぞれがパッケージされ、
「10代後半の女性用」とか「50代~60代の男性用」とか
表記され、更にメッセージが添えられていたという。
なんでも神戸からの支援物資がほとんどだったとか・・・・
この物資に、大槌町波板地区の避難所で生活する人々から
「心から感謝します。」
「この救援物資に感動しました。」
と、伝えてほしいとも託された。
僕からも深く御礼を申し上げます。

大槌町波板地区、及び吉里吉里地区は、いまだに電話回線が普通のまま。
今年になって立ち上げたばかりの「さんずろ家」のHPも
震災前のまま、更新もできないという。
本来であれば「さんずろ家」WEBからも皆さんに御礼を述べたいが
そういう状況なので、このブログで代行いたします。

同地区は一昨日、ようやく「水道」が復旧したようだが、
水量がまだ充分ではない状況。
それでも土曜日から「食堂」の営業を始める事ができた。
大槌町方面に向かう方々には是非とも立ち寄って頂きたい。

また、女将から大槌町の避難者達への情報伝達が不十分な状況だと
聞かされた。
かすかに聴こえる「釜石災害エフエム」の放送も
釜石市の情報だけなので、大槌町の様々な情報は、
災害対策本部からの発行される臨時広報(コピー)が頼り。
しかしその広報も避難所まで取りに行かなければならないという。

大槌からの帰路、釜石災害エフエムのスタジオに立ち寄り、
そのことを伝え、「大槌の情報も流せないだろうか?」
と相談したところ・・・・
釜石市公聴広報課の担当者は、
「大槌からの要請があれば・・・」検討するという。
そりゃそうだ。
大槌町からのアクションがなければ、ただのおせっかいになる。(byAC)

とはいえ、町長や多くの職員がが被災した大槌町は、
陸前高田の場合と同様に、なかなかそこまでは思い至らないのだろう。
釜石の民間団体や大槌の青年団体が、何らかの働きかけをすれば・・・
とも考えるが、今はまだ無理なのだろうか・・・・