イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

陸前高田災害エフエム 進捗状況 5/2

2011年05月04日 | 被災地から
連休の狭間の5月2日月曜日の午後に
陸前高田のF氏から連絡があり、
「今日の夕方に、日本コミュニティ放送協会(JCBA)の幹部が陸前高田に入る・・・」
というので、それならば・・・・と僕も現地に向かった。

F氏との待ち合わせ場所は、災害対策本部が置かれている給食センター。
その日の国道は車の数は多いものの渋滞するほどではなく
午後4時には、現地に着いた。
とても風の強い日で、復旧作業も中止した場所も多かった。

午後4時半過ぎに関係者が集まり、給食センター2階の座敷で
会議が行なわれた。
参加者は、市の広報担当者、JCBA2名、エイド陸前高田3名、
そしてF氏と僕。
F氏が切望していたこの会議を招集し、仕切ってくれたのは、
陸前高田ふるさと大使で元UNHCR(国連弁務官事務所)幹部の村上清さん。
この方の働きかけによって戸羽市長も災害エフエムの必要性を理解した。
まさに村上さんの豪腕で会議は招集された。

会議後、送信所として想定される場所を2ヶ所関係者5人で視察した。
送信所といえば、「山の頂上」!
途中まで車で行けるが、そこから先は登山・・・という場所や
車で頂上まで行けるが・・・未舗装の悪路・・・という場所。
流石にまいった。

しかし、その山頂からF氏と陸前高田の夕景を見下ろし、
思わず溜息が出た。
夕闇の中でその町は、灯りさえ燈っていない。

しかし、F氏は
「だからこそこれからの陸前高田にはラジオが必要なんだ」
とコブシを握っていた。

5月5日には、「陸前高田 創生ふるさと会議」の設立総会がある。
さぁ、これからだよ!