徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ガイド

2023-07-18 21:03:00 | Weblog
 明治村に行って随分時間が経ちましたが鉄道寮新橋工場(機械館)と坐漁荘でボランティアガイドの案内を受けました。
 特に西園寺公房別添の坐漁荘は国の重要文化財ということもありガイドと一緒でないと建物内に立ち入れませんので、しっかり見学しようと思ったら必須です。
 明治村は維持管理の経費のこともあると思うのですが観光的な側面が目立ちます。
 実際は明治から大正時代の建築物を保存や研究を目的とした生涯学習施設であるので博物館法で規定により学芸員が在籍とした博物館です。
 ですから、展示物は学芸員に解説してもらうと、とても良いのですが学芸員には調査研究業務もあるので毎日案内するなんてことは無理だと思います。
 学芸員が来館者に説明を補完するためにボランティアガイドを施設に配置して時間制で案内をしてもらう体制を整えています。
 来園される機会があったら、関心のある施設はガイドを受けることをお薦めします。
 今回の来訪は行きあたりばったりだったのでガイドを受けるということは考えていませんでしたが、鉄道寮新橋工場で丁度ボランティアガイドの時間と合致合ったので他の来園者の方2名でガイドを受けました。
 一緒にガイドを受けた人が博識であったこともあり、色々な話が入り乱れ私の苦手機械のことでしたが大変楽しい時間が過ごせました。
 もう一つの坐漁荘ですが、数寄屋造りの建物が気になり中に入ろうとしたらガイドと一緒であにと入れないということでガイドの時間まで待ってガイドを受けました。
 ここでの案内も興味深いものがあり有意義な時間を過ごせました。
 今回は2つの施設のみでしたが次に訪れる時は事前に調べ興味があるところはガイドを受けようと思いました。
 ただ色々と説明を受けたのですが専門分野でないこともあり聞いた話の大半ば忘却の彼方となってしまっています。
 ちゃんとメモをとって記録していかないと自分の知識の蓄積にならないことを痛感しています。
 
 鉄道寮新橋工場。今でも一般的に目にするトラス構造は明治になってからですので歴史的な構造物だと思います。
 

 富岡製糸場にあった蒸気機関。富岡製糸場が世界遺産になった時に返却の話もあったそうですが古くなって高速で動かすことができないことから富岡製糸場ではレプリカをつくり動かしているそうです。蒸気機関といえば機関車しか知らなかった私には非常に新鮮に映りました
 

 他にも様々な機械の展示の説明を受けましたが一緒に回った方とガイドさんとの会話に夢中になり写真を撮る暇がありませんでした・・・


ここからは西園寺公房別添の坐漁荘です。
 外から魅力的な数寄屋造りだな~と思い見学したくガイドを受けました。色々な話を聞いたのですが大半が忘れてしまった・・・もう一回行かねば。
 歴史的な背景等は明治村のホームページに書かれていますので、そちらをご覧になってください
 

 床の間。ガイドの時間まで、ここで待機。最初は磨き丸太に目がいきましたが柱を見ると面がとってある柱。
 木目をみると細かく美しい。これは天然木か吉野や京都の北山の材かな?それとも木曽檜かな?でも太さから考えると伝統林業地で生産されたものだろう?と色々考えましたが私の関心のある林業的な話はありませんでした。
 ただ、面とりされた柱の話は出て来てきましたので、それには満足しました
 

 欄間の説明は多かったです。巧の技術の話が大半でした。
 

 襖の話も数多くありましたが、全然頭に残っていません・・・高い技術で作らたということだけは覚えています。
 


 

 垂木天井の垂木。垂木は手斧で加工したような紋様。これについても説明があるかな?と思ったのですがありませんでした・・・
 ちょっと残念。私はこんな垂木見たことが無かったのでとても気になったのですが・・・
 

 大正時代に作られ増築部分は洋風建築。ナラのフローリング材が魅力的でした。
 

 竹の使い方が見事だということです。流しの竹は曲がったものを巧に利用したという説明ですが、竹の曲げ加工技術あるので曲げたのでは?と思ったのですが、そのことについて質問する機会を逸してしまいましたというか、この場で質問をするとガイドさんの説明に反論することになってしまうと思い出かかった質問を控えました
 

 二階の客間。もともとあった静岡県の興津では海がみえたそうです。
 移築された今は入鹿池が望め、今でも素晴らしい風景を楽しめます
 

 廊下が魅力ですね。
 こんなところで胡坐をかいて本でも読んだら気持ちいいだろうな~と思いました
 

 この欄間も桐の板の間にはめ込まれた竹の加工が、とても高い技術によってできているとのことです。
 ただ、私には、そのすごさが今一理解できませんでした・・・
 

 杉皮が漉き込まれた襖。この加工方法は今となっては分からず破れたら終わりだそうです。
 今の一流の職人さんたちでも分からないとか。
 こういった説明を聞かないと私のようなものは変わった襖だな~としか思えません・・
 

 他にもいろいろな説明がありましたが覚えていない・・・
 何度か通わないと覚えられないことを痛感しています。
 最後になりますが、学生時代、左ひざの靭帯を損傷していなければ博物館実習で、明治村について深く学べただろうなと思います。
 なんで怪我をしてしまったんだろうと今になって悔しさがこみあげてきました。(管理人)


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 山・高原へにほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする