先日出かけた明治村の北口付近で咲き出したリョウブの花を見かけました。
リョウブが咲くということは間もなく梅雨が明けるな~と思い写真を撮りながらリョウブのことについて今まで学んだことを忘れないようにブログに書いておこうと思いました。
リョウブについては、よく知られているのは新葉を採取し茹でたものを乾燥させものを飢饉食としたということです。
飛騨地方で江戸時代に編纂された飛州志においても「法令」(リョウブ)と書かれ利用に飢饉に供えについて書かれています。
私も読んでみたのですが、今一詳細について読み取ることはできませんでした・・・・
今でこそ山菜で新葉を天ぷらにして楽しんだりしますが、戦後の食糧難のころにリョウブを使ったようで、山菜の天ぷらにリョウブがはいっているのを見て、「こんな貧乏くさいものは食べたくない」と言われるお年寄りにも出会ったことがあります。
また、昔の暮らしの聞き取り調査の中でも、隣の集落ではリョウブの葉が全て無くなっていたという話を聞いたことがあり飢饉食として利用について書物ではなく、実際に利用した人たちの言葉から聞くことができたことから、ほぼ間違いなく救荒植物であったといえます。
木材の利用について、調べてみると床柱に使われたという記述を見ることがありますが、実際にリョウブが使われた床柱を私は見たことが無く一度、見てみたいと思っています。
以前、餅つきのイベントの時に準備された杵を見ると樹皮が残っていました。
どうもリョウブだな?と思い、持参された方に、この杵はリョウブですか?と聞いたら、「そうだ、杵はリョウブで作れと習ったので自分で作った」と言われ、リョウブの実際の木材利用を知ることができました。
調べてみると色々なことが分かったリョウブですが、最近ではシカによく樹皮を食べられることから、ニホンジカの食圧に関する調査で指標植物となるとのこと。
実際によく食べられているので成程な~と思っていますが、かつてのように無くてはならない植物とは言い難い存在になっているなと思います。(管理人)
咲き出した花
リョウブの杵
飛州志の記述
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リョウブが咲くということは間もなく梅雨が明けるな~と思い写真を撮りながらリョウブのことについて今まで学んだことを忘れないようにブログに書いておこうと思いました。
リョウブについては、よく知られているのは新葉を採取し茹でたものを乾燥させものを飢饉食としたということです。
飛騨地方で江戸時代に編纂された飛州志においても「法令」(リョウブ)と書かれ利用に飢饉に供えについて書かれています。
私も読んでみたのですが、今一詳細について読み取ることはできませんでした・・・・
今でこそ山菜で新葉を天ぷらにして楽しんだりしますが、戦後の食糧難のころにリョウブを使ったようで、山菜の天ぷらにリョウブがはいっているのを見て、「こんな貧乏くさいものは食べたくない」と言われるお年寄りにも出会ったことがあります。
また、昔の暮らしの聞き取り調査の中でも、隣の集落ではリョウブの葉が全て無くなっていたという話を聞いたことがあり飢饉食として利用について書物ではなく、実際に利用した人たちの言葉から聞くことができたことから、ほぼ間違いなく救荒植物であったといえます。
木材の利用について、調べてみると床柱に使われたという記述を見ることがありますが、実際にリョウブが使われた床柱を私は見たことが無く一度、見てみたいと思っています。
以前、餅つきのイベントの時に準備された杵を見ると樹皮が残っていました。
どうもリョウブだな?と思い、持参された方に、この杵はリョウブですか?と聞いたら、「そうだ、杵はリョウブで作れと習ったので自分で作った」と言われ、リョウブの実際の木材利用を知ることができました。
調べてみると色々なことが分かったリョウブですが、最近ではシカによく樹皮を食べられることから、ニホンジカの食圧に関する調査で指標植物となるとのこと。
実際によく食べられているので成程な~と思っていますが、かつてのように無くてはならない植物とは言い難い存在になっているなと思います。(管理人)
咲き出した花
リョウブの杵
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