おはようございます。
人の性格を考えると色々な個性があり、プロジェクトのリーダーは下記の2タイプに分けて考えると良いかもしれません。
1)サージェントタイプ:命令は絶対服従。
チームは軍隊の組織に近くなります。やや命令が優しくなると頑固おやじタイプになります。本質的に担当者に批判を許さない厳しいタイプです。私が好きなタイプではありません。でも営業部門などで良く見られるリーダーのタイプだと思います。
2)ジャズ指揮者タイプ:役割分担の業務について自由度があり、部下の自主性を尊重する。
このリーダーが優れていると、チームはジャズバンドのチームに似てくると言えるでしょう。これは研究開発要素の割合の大きいチームに適していると思います。この本はジャズバンドの様なチームが理想だと書いてあります。でも、新規商品の緊急プロジェクトチームであまり見たことはありません。短期間に成果を出す必要があるからです。
シャープは管理職に性格判断のアンケート調査を毎年していました。物わかりの良い母親かお兄さんタイプになると、私は良い管理者になれそうだと人事から言われていました。いい加減な柔な男、商品企画でしたから。性格判断テストにも出ていたのかもしれません。
私は緊急プロジェクトのメンバーになった経験はありません。外からの関与だけ。緊急プロジェクトではありませんが、似たリーダーの経験はありました。事業本部のプロジェクトのリーダーでした。皆さんとても優れた物わかりの良い人でした。私は変わり者ですのでやりました。
アメリカのベンチャー企業からOEM購入した大型UNIXシステムを日本市場に販売する仕事でした。研究所で営業部門をお手伝いしていました。奈良に異動し大変にお世話になった当時の課長さんが東京に単身赴任し、営業をしていました。営業部門長は軍隊組織が好きなよくあるタイプ。とても苦労していたように見えました。
私は単身赴任だけはやめさせようと思い、奈良にお帰り頂くため、業務を引き継ぎました。もちろん、彼と関係していた営業や私の部下だった人、チームの皆さんにも良い未来を願っていました。シャープで企業向け大システム担当は損するばかり。副社長に申請し、事業本部長に認められ、プロジェクトが始まりました。慣れない仕事でしたので私は苦労しましたが、勉強になりました。
技術者は、RDBの日本語化や全文検索の開発に挑戦。営業はシャープの本社や子会社に導入。実績を積み上げ、大学や研究機関などに販売。各種の展示会に出展しました。
今日はここまでにします。