創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

風土はリーダー次第

2017-09-27 04:07:09 | Weblog

 おはようございます。

 第2章のプロジェクトの前提条件の、今までこのシリーズで書いてきたことは、役割分担以前の経験談でした。役割分担の要点については、この新規商品の本に説明されています。大学の講義に使える一般論でしょう。第3節の風土づくりの要点に話を進めます。

 新規商品開発のためのプロジェクトチームは当初、寄せ集めの部隊。ですから風土づくりについて、1節設けて説明しているようです。確かに大事なことがこの節に説明されています。理想の風土は主にリーダーの個性で決まるし、リーダーが心がけるべき管理の手法が分かります。

 そのためにブレーンストーミングします。素直な人が多く集まっていれば、チームの風土は短期間のブレーンストーミング、1週間に1回のブレーンストーミングで1か月ほどで出来上がるし、一匹狼的な人が集まる傾向があり良いチームワークはなかなかできません。何れにしろ、ブレーンストーミングを毎週、2か月ほど続けて欲しいものです。暇がなければ工夫すれば良いのです。

 この本にはブレーンストーミングを推進する上でリーダーが心がけるべき要点が説明されています。この手法を説明する良い本がたくさんあります。是非一冊購入し読んでください。要するに、チームのリーダーになる人に長所も欠点もあります。法則はないと考え、自分なり適したことを続けたら良いでしょう。

 短期間にできた風土は苦境になるともろいものです。良かったと思えていたチームワークを維持できません。しかし時間がかかった頑固者が多いチームは苦境に際してチームワークを維持されやすいものです。通常は物わかり良い人と頑固者がアナログで分布しています。おまけに人は両極端ではありません。ですからリーダーがチームワークに心がけることが必須です。

 そのために、休憩時間の茶話会のような雑談がチームワークに役立ちます。普通の部門でも役立ちます。ワープロ開発チームはその典型的な例でしたし、テレビの刑事ものの番組で、出張帰りに有名な甘いお土産を買い、還ってきて皆さんでお茶を飲むシーンがあります。会社でも同じです。でも、お茶会を嫌う管理職もいるでしょう。不思議ですが。

 シャープはお茶会の雑談のための費用を毎月会社と社員組合が半々で出してくれました。ですから私は商品企画課の時、できるだけ毎月茶話会を開催していました。そして皆さんも東京に出張する、または海外出張すると、甘いお菓子を買って帰りました。富士通も同じでした。

 休憩時間にみんなで食べて雑談をするためでした。雑談と言っても今の業務のそれぞれが言いたいことになりがちでした。気楽に話し合うと、人は本音を漏らすもの。なおブレーンストーミングもお茶菓子が役立ちました。ノミニュケーションの代替でしょう。

 今日はここまでにします。

コメント (2)
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