火の車の日本国家財政(2)

2007-10-12 00:35:22 | 社会・経済

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、日本国債の格付けを「A2」から「A1」に引き上げたと発表した。福田康夫新政権が財政再建の方針を継続するとの期待や、政府債務の増加が横ばいに転じる見通しを評価した。今回の引き上げで21段階のうち5番目の水準となったが、米英の「トリプルA(Aaa)」などには及ばず、7カ国(G7)の中では最下位のままとなっている。 格付けなんていい加減なもんだと思う。  政府債務の増加が横ばいに転ずる・・・? 政府債務が増加することを前提に、格付けを引き上げると言っているのである。 私には理解できない。 財務省のホームページに「日本の財政を考える」というコーナーがある。http://www.mof.go.jp/zaisei/con_02.html 平成19年度の財政状況は税収57兆円に対して支出は83兆円。不足する25兆円は国債発行で穴埋め。累積国債残高は547兆円。 この状況を家計に例えてみれば・・・ 月収40万このうち15万は借金返済(国債費)に消えてゆく。実際に使える金は25万しかないのに、33万は家計費に。田舎への仕送り(地方交付金)が10万必要で不足の18万は新たに借金。借金は毎月増え続けその残高は4600万にもなっている。 これが日本の財政の状況である。 いまは金利が超低利だから借金返済が15万で済んでいるが、超低金利時代は近いうちに終わり月収のほとんどを借金返済に充てなければならなくなるかもしれない。 どう考えてもこのサラ金地獄か抜け出せそうに無い。 普通ならもうこれ以上借金することができなくなり、自己破産となるのであるが国家の場合はどうなるのだろう。  続きは次回


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