徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

木々

2008-10-19 17:16:02 | Weblog
 午前中2時間ほどかけて畑の電気柵を撤去する。畑に残っているのは大根とセロリだ。油断は出来ないので大根にネットをかぶせる。まさかセロリに興味は示さないだろうと思い、そこにはかけないでおく。これは実験である。

何週間かサルの姿を見ない。人間の心理とは不思議なもので、敵であっても急に現れなくなると、どこにいるのか少し心配になる。畑が空いてこちらに余裕が出てきたからかも知れないが。このまま山の奥をエサ場としてくれれば一番いいのだが。そんな訳にはいくまい。

農道を見慣れない軽自動車が上っていく。キノコ狩りのようだ。奥の林には「なめっちょ」や「ナラタケ」が出ているらしい。ただそこはクマの生息地で、とても一人では入っていけない。昨年も知人が遭遇したと言っていた。知っているのか、知らないのか、他人事ながら少し心配になる。

木々が少し色ずいてきた。畑が色を失った分だけ鮮やかである。作業をやめて立ち止まる。10月の日曜日。