徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

消耗

2008-10-03 16:38:10 | Weblog
 先日聞いた話では、30匹位の一群に子ザルが5、6匹いたと言う。追ったらそのうちの一匹が母親の背中から落ちたらしい。知人が捕まえようと近寄ると、母ザルが物凄い剣幕で威嚇してきて、知人の方が後ずさりしたということだ。

捕まえても仕方ないのでそれはそれでいいのだが、結局来年は数が増えた分だけ被害が大きくなるという訳だ。ここ数年、サルと対峙してみて、奴らの知恵には本当にヘキエキする。年々進化してくるので、来年は今年以上に激闘となるだろう。

仲間の中には撤退すると諦めた者もいるが、引けば己の陣地が狭まるだけで、前線を死守しなければ、生活を脅かされるだけだ。サルとの共生は無理だ。多分奴らも有害鳥獣の中でも自分たちが特別な存在だということを知っている。

敵対する人間が追い払いくらいしか手がないことをきっと分かっているのだ。今日も何とかならないかと聞かれたのだが、抜本的な対策が取れない以上、明日からも戦いは続くということだ。消耗である。