徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

主張

2008-10-21 16:53:00 | Weblog
 朝一番で区民より電話が入る。何事かと思ったのだが、「地デジ」対応についてである。私の集落は総務省の計画では難視聴地域で、民間のケーブルテレビに頼るか共同アンテナ方式をとるかの2つしか選択肢がない。

と、私は考えていたのだが、電話の主は、「田代と干俣」に中継基地が出来て、何故中心地域である国道沿をカバーする基地が出来ないのか、という主張である。それを黙って認めたのか、それこそ格差ではないかとまくし立てる。

中央と地方に大きな情報格差を生み、地方の中に新たな格差を生じさせる国やテレビ局の方針には私だって納得できない。陳情に対して幹事局が何と言ったか聞いているが、固有の実情を全く分かっていない。

午後、当人を軽トラックに乗せてNHKの干俣受信基地、田代地デジ中継基地の工事現場を見て回る。干俣の受信基地からは草津の中継アンテナがはっきり見えたし、田代では基礎工事が終わっていた。12月1日には完成ということだ。

根本的な問題を突きつけられた。少し考えてみる。

次いでに大前地区を一望する「コンピラ山」まで足を延ばす。確かに、ここに建てれば多くの難視聴地帯が解消する。

構図

2008-10-20 15:30:24 | Weblog
 先輩から電話があり、JRが主催する「嬬恋ふれあい号」の参加者が足りないので参加してくれないか、ということである。昨年までは「村民号」として300人規模で実施していたのだが、変化を求める声に押されて今年度は中止になった。

その代わりということではないだろうが、90人規模の「お座敷列車」を計画したようだ。まあ、回覧で回した程度では参加者もそんなもんだろう。裏を返せば、今まで区長が人員集めに苦労していたことの証しだろう。

議会事務局でパンフレットを貰った。山形県の由良温泉が目的地である。出羽三山神社の参拝がメインのようで、後は動く宴会場というか雀荘というか。結局誰かが人集めをしなければ人員の確保は難しいだろう。

以前から私自身は「村民号」の実施には批判的であった。効果の検証もなしに30年以上続けていることが理解できなかったのだ。村民号の募集が区長の大きな仕事の一つであり、JRや行政がそこにおんぶにだっこの構図が不思議であった。

日程がダブっているようであり、もう少し考えてみよう。

木々

2008-10-19 17:16:02 | Weblog
 午前中2時間ほどかけて畑の電気柵を撤去する。畑に残っているのは大根とセロリだ。油断は出来ないので大根にネットをかぶせる。まさかセロリに興味は示さないだろうと思い、そこにはかけないでおく。これは実験である。

何週間かサルの姿を見ない。人間の心理とは不思議なもので、敵であっても急に現れなくなると、どこにいるのか少し心配になる。畑が空いてこちらに余裕が出てきたからかも知れないが。このまま山の奥をエサ場としてくれれば一番いいのだが。そんな訳にはいくまい。

農道を見慣れない軽自動車が上っていく。キノコ狩りのようだ。奥の林には「なめっちょ」や「ナラタケ」が出ているらしい。ただそこはクマの生息地で、とても一人では入っていけない。昨年も知人が遭遇したと言っていた。知っているのか、知らないのか、他人事ながら少し心配になる。

木々が少し色ずいてきた。畑が色を失った分だけ鮮やかである。作業をやめて立ち止まる。10月の日曜日。

広報

2008-10-18 15:33:38 | Weblog
 朝、班長が「広報」と「議会だより」を配った。「議会だより」は自分たちで編集したものなので仕上がりが気になり、さっと目を通す。表紙と裏面がフルカラーで中は2色刷りなので、なかなかイメージを現すことが難しい。字体と濃淡でアクセントをつけているのだが、ここはセンスの問題である。

まだまだ改良する余地は多分にありそうだ。編集の基本的な技術を学ぶ必要もありそうだが、そうなると片手間では出来ないだろうから、それなりの覚悟も必要ということだろう。どこまで求めるかそこが肝心だ。

「広報」については読み切ることは大変だが、「資料としての価値」は非常に高いと思う。村民の何パーセントが理解してくれるか分からないが、行政としては他に手段を持たないので、丁寧に詳細に説明しているということは理解できる。

「広報」に借入金(債務)の状況が載っており、私の会報の債務合計と63,400万円違う。「広報」の数字はスキー場の借入を返済するために、上水道特別会計や基金からスキー場会計が長期借入をしている金額を除いていることによる。

私は、これはあくまでスキー場会計から見れば借金であり、債務として公表すべきだと考えている。スキー場の債務は決算に載ってくる企業債のほかに63,400万円あるということ。

目標

2008-10-17 15:36:38 | Weblog
 矢張り、筋肉痛である。動くたびに太ももあたりがピリッとする。畑仕事で使う筋肉とは違うのだ。早めに起きて体を動かそうと思っていたのだが、寒さに怯えて動かず仕舞いである。いよいよ霜の朝が到来だ。

1時間ほど結婚式の挨拶文を考える。結婚式に招待されるのも久しぶりである。丁度その日は東京で高校の同期会があり、出席する予定でいたのだが、取り止めることにした。残念だが仕方がない。

気持ち的には中杉時代の仲間に再会したいのだが、生活がふる里に根付いてしまい、それを振り切ってという訳にもいかない。同期会と言えば、先日、大学時代の友人から手紙が届き、一度仲間で集まろうと書いてあったのだが、何年も前から話しているのだが、こちらはなかなか実現しない。

70過ぎの知人にパソコンのイロハを教えている。どうしてもパソコンで年賀状が作りたいのだという。その意欲に感動して引き受けた。今住所録の作り方を教えている。出来るだけ手を出さないようにしている。熱心なので何とかなるだろう。

そうそう、午前中同僚のところにも行ってきた。こちらも真剣にやっている。目標が大事なんだと改めて感じる。

熱中

2008-10-16 16:41:59 | Weblog
 午後婦人会の「ソフトバレーボール大会」に参加。今戻った。始めると結構熱中するタイプで、大人げなく真面目にやってしまった。何故婦人の大会に参加するのか分からないところもあるのだが、体を動かす一点で参加した。

中学生の頃一時期打ち込んだ思いがあるのだが、いかんせん体が動かない。そのうえ、反射神経が鈍っていることに改めて気づく。悲しいかな頭と体の感覚が完全にずれている。動作をビデオで見れば物悲しくなるに違いない。

年を重ねるとはそういうことだと認識できれば少しは楽になるのだろうが、まだそこの割り切りが私には出来ない。

出かける時間になったので、続きはまた。

PS
 懇親会には車で出かけたので、ウーロン茶で2時間近く過ごした。私のチームは3位で、結構善戦したというか、KYというか、まあいずれにしてもそんなところである。

以前は婦人会と議会でゴルフをやっていたらしい。ゴルフの参加者が少なくなり、「ソフトバレーボール」に変わったということのようだ。招待ということのようで今日は終了。

経済

2008-10-15 17:03:03 | Weblog
 昨日足場の悪い山岳を歩いたので、筋肉痛に襲われるかと思ったのだが、そんなこともなく6時過ぎから動き出した。先ず、置いてきた軽トラックを取りに行く。結局、同僚と懇親を深めたという訳だ。途中散歩中の知人に会うが、集落は静かである。家並に差し込む陽を見ると、今日は天気がよさそうだ。昨日であればよかったのに。

午前中は友人に手紙を書いて終わる。メールでもいいのだが、今回は手紙にした。そのほうが相応しい内容だと思ったからである。しかし、漢字がすんなり出てこず辟易する。確かにPCを使うようになってから、漢字を忘れている。漢字をつかさどる脳細胞が寝てしまった。

午後、知人と浅間高原を回る。この連休、草津方面はひどく込んだらしいが、嬬恋の観光地の入り込みはどうだったろうか。いったん上昇したキャベツの価格も元に戻ったということであり、依然経済は冷え切っている。いつまでこんな状態が続くのだろうか。

須坂

2008-10-14 21:14:35 | Weblog
 米子大瀑布から米子鉱山跡を散策した。平日だというのに駐車場は満杯である。私たちは、嬬恋村と信州高山・須坂間の道路推進協議会のイベントに参加した訳だが、遊歩道は中高年の散策者で溢れている。

私などは何時になったらこんな日常が送れるかと思うのだが、世知辛い性格が抜けない限り無理ではないかとも考える。それでも、2年前友人に誘われて立山に登ることになった折準備したウエアで、恰好だけは引けを取らない。

紅葉がちょうど見ごろである。2時間ほど歩く。切り立った岩肌に映える木々の色づきは圧巻だ。この反対側がふる里「嬬恋」だ聞くと思いも格別である。嬬恋からこの地を結ぶ道路を建設するために30年以上活動している。

現在は休止しているのが現実だが、何時か完成する時が来るだろうか。

大根

2008-10-13 15:58:31 | Weblog
 朝から畑の後片付け。前橋から姉夫婦が手伝いに来た。手伝いと言っても最後の収穫という面が強いのだが。トマトやナスを余すところなく発泡スチロールの箱に詰め込み、雑草の中からカボチャを数個見つけ出し喜んでいる。

そして、畑に残っているのは大根のみである。姉が、それを見ながら1本200円以上すると言うので、少し若いが抜いてやる。私などはキャベツの価格以外は気にしたことはないのだが、街の主婦は敏感である。

春の作付は一人で出来るのだが、秋の後始末はなかなか気力が湧かない。数日前、電話をして姉夫婦を呼んだという訳だ。これが本当に最後だと言って。二人とも喜んで飛んできた。

私の方は午前中で作業を中断して、「出雲大学駅伝」の中継を見ているのだが、姉夫婦は未だ畑から戻ってこない。昼食後、インゲンをきれいにすると言って出て行った。私はそのまま燃やそうと思っていたのだが。

日大のダニエルは凄い。箱根は駒沢と日大の争いかな。

連休

2008-10-12 18:01:15 | Weblog
 車の通行が激しい。三原の信号がつながった。駅から国道に出るのに一苦労である。秋の連休で大分人が出ているようだ。昨日会った妻の知人一家は、湯の丸の紅葉が盛んだと言っていた。「愛妻の丘」にも寄ってきたらしい。

先日のイベントにも出かけてくれたらしいのだが、私の方は普段の生活が生活だから、神聖な場所を汚すような気がして参加しませんでしたと弁明し、妻のヒンシュクを買う。まあ、これは事実だから仕方がない。

午前中、残っていた数か所に会報を配り終えた。配り終えるまでは、これもなかなかのストレスで、ようやく9月定例会が終了したという気分だ。ハショッタのか、大分余ってしまった。せっかく印刷したので欲しい方がおりましたら、メールを下さい。「嬬恋物語 http://www.tsumagoi-story.com/」から入れます。

午後畑の後片付けを始めた。9月定例会以降放っておいたので、雑草の繁茂がおびただしい。明日は1日頑張る。今シーズン最後のナスやトマトを娘に送った。私も親。