風景

　体が何となくだるい。一晩寝ただけでは回復しなかった。汗をかいてすっきりしようと畑に出る。動き出すとじっとりと汗が噴き出してくる。雲間から射し込む梅雨の陽が首筋に粘りつく。風もない。

作物が急に伸びだした。それと共に雑草が勢いづいた。明日は雨の予報なので、草を掻こう。２０分ほど動くと汗だくになる。熱中症にでもなると笑い物なので水分を補給する。休んでいると携帯が鳴る。

知人からである。相談があるらしい。これ幸いに畑仕事を切り上げて家に戻る。草掻きで汗をかいて風邪を治そうなどと、還暦を過ぎた人間の考えることではない。無鉄砲もほどほどにと言うことだ。時々、こう言う身の程知らずの発想をして、妻に軽蔑される。

昨夜もＣＡＴＶが草津町議会の最終日のビデオを流していた。最後まで見ようと思っていたのだが、途中で寝てしまった。昼にテレビをつけると、今日も流している。なかなか品格のある議会風景ではある。少し勉強しなければ。

記事

　喉がいがらい。声が嗄れている。昨日の一般質問で潰したかとも思ったのだが、あの程度ではそんな筈はない。どうやら風邪をひいたようだ。一気に衣替えをしたので、老化した体がついていけなかったらしい。熱はないので生活に支障はない。

早速、昨日の「地熱バイナリー発電」の一件が地方紙に載っている。嬬恋村が地熱発電構想「草津町　温泉が枯れる」と言うタイトルである。嬬恋村が進める地熱発電構想に温泉への影響をを危惧する草津町が反発をしていると言う内容だ。

新聞を切り抜きコピーした。もうひとつ一面に「早期健全化団体避けられない」財政難で嬬恋村長と言う記事も載っている。この２つは今後も否応なくニュースになりそうだ。

畑に行く。１日見ないだけなのに草が大分伸びている。雨が降りそうなので、ナスやモロッコに追肥をする。

傍聴

　６月定例会が終わりました。最終日の一般質問には草津町から数人の町議が傍聴に訪れ、トップの私もなんとなく気合いが入り、「冷静に論理的に」と思っていたのですが、最初から突っ込みすぎて気合いが空回りしてしまいました。

草津からの傍聴者は「地熱バイナリー発電」構想に当局がどのような見解を示すのか、調査にきたと言うことでしょう。お互いに冷静に対処すべきで、対立を煽るような行動は慎むべきではないかと思います。今度は私も草津町議会を傍聴したいと思います。勉強のため。

そんなことで最終日が「地熱発電」一色と言う感じで、案件が十分に議論できたかと言うと、全般に中途半端で終わってしまったと感じています。私も不本意な一日で、次の定例会ではテーマをきっちりしぼって、臨みたいと考えています。

６月定例会の詳しい内容については、後日会報でお知らせします。

命日

　昨日は深夜の帰宅で、流石にＰＣを開く気になれなかった。少々羽目を外してしまった。朝はいつもどおりに起きたのだが、頭が半分ボーとしているところへ電話だ。前橋の姉からである。

うっかりしていた。今日は母親の命日である。もう１年か、と言う思いもするのだが、１年経つといないのが当然で、頭の片隅をよぎることも少なくなった。姉夫婦と妹が墓参りに来ると言う。ホウレンソウが収穫できるので持たせてやろう。

１時間ほどかけて一般質問の原稿を修正した。ちょっと焦点がぼやけている。上手くまとまるか少々不安である。思いの丈をぶつけるようなテーマでないので、冷静に論理的に進めたいと思うのだが、どうなるか。

通告者は５人。私はトップなので午前中に終るかも知れない。それにしても、汗ばむような陽気だ。寝不足の身には堪える。

刺身

　今日は父の日らしい。今まで意識したことはなかったのだが、昨夜、妻が刺身の盛り合わせを抱えて帰ってきた。てっきり駅弁だと思っていたので、理由を尋ねると、娘２人が金を出しあって私の好物の刺身を買って帰るよう頼まれたと言う。軽井沢で買ってきたらしい。

昨夜だけでは食べきれず、今朝も刺身定食である。刺身が父の日のプレゼントなどと、彼女たちも分かっている。酒のツマミにとでも思ったのだろう。子育ては妻に任せて、仕事と称して飲み歩いていた。そんな私を見て育ったので、父親の一番喜ぶもの、それが酒のツマミの刺身である。

「高くつくかな」と口を滑らせて妻に怒られる。これは照れ隠しである。ビールに口をつけては悪いような気がして、昨夜は休肝日だ。じっくり味あわせてもらった。

午後、１時間ほど同僚と最終日の一般質問の打ち合わせをした。ダブりそうなテーマがあるので、少し調整した。結果は当日。

岩肌

　昼に畑から帰りテレビをつける。岩肌をさらけ出し、途中でアスファルトの道路が消えた画面に息をのむ。８時過ぎには畑に出ていたので、東北地方がこんな大きな地震に襲われたいたとは知らなかった。まったく揺れも感じなかったし。宮城には何人か知人がいるが驚いただろう。

地震情報のテロップを流しながらプロ野球中継をしている某局を見て、これが日常かとしみじみ思う。私に出来ることは何もないのだが、受信料を払ってまで見る気がしないので、チャンネルを回す。被害が少ないことを祈るばかりだ。

午前中、２回目の草掻きを終えた。今日の天気ならきれいに枯れるだろう。どうも伸ばさないのがコツのようだ。桃太郎の最初の実が大分大きくなった。教えに従い追肥を施す。雨が降り温度が上がってきたので、畑の作物がいよいよ動き出した。それとともに害虫も動き出した。

ナスの葉が喰われているので裏を返すと褐色の毛虫が張り付いている。素手で捕まえて指で潰す。踏みつぶせばいいのだが、こんな時は江戸の敵の気分である。虫の苦手な妻が見ればきっと悲鳴を上げるだろう。

その妻は朝早く上京。娘たちと落ち合っている筈だ。きっと夕食は駅弁だな。

職員

　朝から畑仕事だ。寒冷紗をすべて剥いだ。ナスとピーマンには支柱を立てた。背中を汗が流れる。蒸し暑い。こう言う陽気にならないと作物は成長しないのだろう。「桃太郎」が実を付けだした。一番目がビー玉くらいになった。昨年は元肥をまき過ぎて失敗した。

草掻きをしていると、役場の公用車が上がってきた。カモシカでも出たかと思っていると私の畑で止まる。鳥獣害担当の職員が２人降りてきた。イノシシの被害調査をしているらしい。以前、私がこのブログでイノシシに自然薯をやられたと書いたので、見にきたらしい。

嘘ではないので、跡を見てもらう。鳥獣害談義をする。いよいよシーズン到来で職員も大変だ。何といっても獣相手で、話が出来なのが辛い。被害を受けた住民はスグ対策を求めるし担当も大変である。住民への奉仕者だと思えば我慢もできるか。

いや、やっている仕事を理解してもらえることが一番ではないか。何だか一般質問の予行演習のようだ。

通り雨だ。せっかく草掻きをしたと言うのに。

修正

　強い雨脚で目が覚めた。朝食前に畑仕事をする予定でいたのだが、この雨では無理だと決め付けたら、二度目の睡魔に襲われ、３０分ほど余計に寝てしまった。通常は起きると同時にＰＣの電源を入れる。先ず、ホームページのアクセスカウンターをチェックして、その後、ブログを開く。現在、ブログへのアクセス数はホームページの倍以上である。

ブログは毎朝読み返す。たまに酔った勢いで書き込み、朝一番の冷や汗ものもある。それは当然修正する。読んでくれる方には修正前の方が面白いだろうが。先日、大幅な修正をした。朝一番で私が開いた時には、数字が動いていたので、何人かはかなり過激な発言を目にした筈だ。

変わった内容をコメントいただければ、夏には私の作った野菜を送ります。多分、あの時間に読んでくれる人は、私の知っている人に違いないと思うからです。

１１時に知人の葬儀に参列。畑に出られないので通告書を元に、一般質問の原稿をまとめた。昨日、事務局に確認すると一番手だと言うことなので、私の出番は１８日の午前中になります。

４時過ぎ、一気に天気が回復してきた。明日は農作業日和か。

数値

　午後１時３０分より財政説明に出席する。県の担当者による「財政健全化法」の説明会と言うことだ。総務省の資料を中心に説明を受けたが、県のエリートらしく手際よく説明する。嬬恋村が「早期健全化団体」に陥ることを前提にして話しているし、聞く方もそれが前提だから十二分に理解出来た。

数値が１％越えれば天国と地獄のような話で、国の政策の失敗の分まで地方が責任を取らせられるような気持がどうしても抜けない。国の政策に従って大規模農業を展開するための基盤に投資し、全国に名だたる産地を築きあげ、消費者の期待に応えている。

法律が施行され、たまたまその借金返済のために指数が基準を超えるので、不名誉な指定を受けなければならない。これだけで村の評価がなされるような報道を含めてなかなか納得できない。昨今の国の人たちの不祥事を見聞きすると余計そう感じる。

私だって知っていますよ。何を。いやそれは。妻から電話だ。遅くなると言う。晩飯でも作るか。

視察

　村内現地視察で「環境改善センター」「公共下水道終末処理場」「四阿山」に続く吾妻山林道を回りました。この内、午後の全員協議会で議論となったのは、改善センター内の風呂の問題です。ここでは詳しく内容を書けませんが、いずれは会報等でお知らせしたいと思います。

初日に議論となった機構改革の問題については、一部原案の修正が図られると言うことで了承しました。機構改革は目的があって計画するものですから、そこが曖昧にならなければいいと思います。少し詰めが甘かったかと言う気がしますが、最終的には、執行者が自分の政策を実行するための組織替えです。

全員協議会終了後、産業建設常任委員会が開かれ林野関係の意見書提出を採択。その後、鳥獣害対策について説明を受けました。新たに施行された「鳥獣被害防止特措法」に定める「被害防止計画」を策定したと言うことでした。

「猿追い隊」としては全面協力です。鳥獣被害は農村にとって死活問題です。

無論私にとってもですが。