昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

ねぶた1

2010-08-16 | 国内旅行
 今回のアップは14年前の写真です。以来その記憶がしっかりと焼きついています。東北の夏祭り巡りは、何はともあれの願いでした。
 
ねぶたの多くの山車が眼前を通過しました。

光る紙の人形は、1年間かかって造るといいます。しかも題材が、遥かな都の物語が多く伝播していることに驚きました。
 今なら日本国中、すべてお隣りさんのようなお付き合いですが、都の話が地方に拡がるのには、お芝居や、琵琶法師もそうであったろうし、都の便りを持って帰る旅人が情報をもたらしていたことでしょう。

源平の合戦で、屋島で戦う源義経ですね。腹巻のササリンドウの紋章、派手な兜がよく出ています。優さ男といわれる義経が豪傑になっています。琵琶法師が語っていたのでしょうか。




「はねと」が山車の周りを包みながら、踊ります。この写真では女性ですが、若い男性も同じ姿で、もっと派手な花飾りを付けて、踊り狂います。文字どうり「跳ね人」です。

六連太鼓で、音はお腹に響きます。




これも源平の戦いで活躍する三浦義澄です。彼は頼朝の挙兵で、いち早く三浦半島から駆けつけた武将です。




戦国時代、北国の柴田勝家の軍と戦った豊臣秀吉には、賎が岳の七本槍でよく知られる決戦がありました。秀吉はここで、天下を掌握したといわれます。





京都堀川にかかる戻り橋は、死後の世界との境にある橋といわれます。

源氏の武将、渡辺の綱が馬で渡りかけた時、老婆が馬に乗せてくれという。馬に乗せてやると、老婆は鬼に変身し、襲ってきます。渡辺の綱は、とっさに、刀で鬼の腕を斬り落とします。
 やがて鬼は綱の許へ、腕を取り返しに来るという話。

左が鬼婆です。あわれ左腕が斬られています。




本邦五大お伽噺、桃太郎の鬼退治です。




これも、渡辺の綱が羅生門で、鬼の片腕を切り落とす話です。能にでてきます。左端の目玉は馬の目玉です。





京の五条の橋の上…♪