昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

ネパールの仏たち(fromAlbum)

2012-07-23 | 海外旅行
仏教の国ネパールは、釈迦の生まれ故郷であるルンビニの地がある国である。

いろいろな仏様が無限にいる。

左:千手観音の原点になる仏様。生々しいですね。    右:柔らかい線を出して踊る仏様。
 




左:すべての悪を退治してくれる仏様。赤い供物で染まる。

右:生き仏になる釈迦族の娘さん。多くの条件にかなった子供が選ばれる。

 彼女は生活のすべてを隔離され、仏道に励み、作法を学ぶ。人前に出る事さえ年に数回である。

 毎日一回は数秒間窓から伺うことが出来るが、人々はそれを待ち望み、広場は人でいっぱいになる。初潮があるまで続ける。
 

神戸市王子動物園

2012-07-20 | 動植物
兵庫県下に住む高齢者は無料の動物園である。

太平洋戦争の混乱で、動物園の悲劇はどことも同じであった。戦後リニューアルして開園し、まずゾウがやってきたと話題になった。

チンパンジーの子どもを「神ちゃん」と名付けて育てた亀井一成さんの事など話題を集めた頃もありました。




少しメタボのゾウ。最近は牙の長いのは珍しくなってきた。





ここの動物園のパンダは、一昨年出産後一週間で子どもが死んでいます。レッサーパンダは戦後直ぐには2頭いましたね。





サルがおもしろそうだった。おでこに赤の鉢巻をしているのかと思う。白い髭とともに、威厳たっぷりのサル。



オナガザルの仲間です。

 






フサオマキザルの親、尾が太い。







やんちゃそうに見えるこどもたち。





彼らは類人猿として一人前になっていく。人の子どもよりも成長は早いですね。





悠然と眠るネコ族。「寝る子」が語源らしいですね。

ハナグマ?




虹の色を再現しているようです。






こんな電動自転車は初めて見た。前と後ろに子供を乗せて、朝晩保育園にでも送り迎えをしているのでしょうね。


蒸し暑さもあるだろうが、時たま霧雨が舞う空模様でした。それでも園内は両親と子ども達で一杯でした。

フラミンゴ(王子動物園1)

2012-07-19 | 動植物
時間があって、久しぶりの王子公園です。

入って直ぐにフラミンゴが見られる。ハクチョウよりも大きいかも。





今年は雛が15羽生まれたと言う。





赤色と桃色と2種類がいる。





これが大変賑やかで、ぎゃあぎゃあと絶えず鳴き叫ぶ。





足は硬直しているのに、長い首は大変柔軟に動く。






頭は逆さまにして、曲がった嘴で、水中のえさを濾しとる。水が深いと頭の全部が水中に潜っています。長い首だ。






雛が何羽見えるでしょうか。まだ短い嘴であるが、水の中をすすっています。





座っているのが、抱卵中のようです。♂♀交互に座り込む。





この赤い羽根は、さぞかし原住民の酋長の頭を飾ったことだろう。






こんなに細い足で、しかも1本で立って、明るい桃色をしている。




背中の羽毛が、繊細にできているようだ。




赤い羽毛は暖かそう。一枚ずつ嘴で掃除している。


梅雨が明けた7/17

2012-07-18 | 話題
今日、梅雨が明けたと言う。

からっと晴れて気分がいい。

少しの暑さと、少しの日焼けを我慢して、ぎらぎらの太陽を浴びる。 






夏の花の百日紅に、7月からこんなに澄み切った色彩が出るとは、再発見でした。






上を向いて青空を見ると、太陽の光に輝く空があった。花火が弾けたように爆発して咲いている。






いったいこの花は、どこまでが一つの花なんだろうか。






微妙に違う赤の色が眩しい。花がすでに終わって、結実しているのもある。






花一輪一輪が見えてくるには、じっと見つめてやってください。黄色の雄蕊の先端が見えるでしょうか。







公園の茂みの中の木陰には、こんなに小さな花がワイワイ集まって、上を向いて何か言っています。







植栽された蜜柑の仲間、種類ごとに一本ずつあったのだが、名前が消えてしまっている。よく似た実がなる。






酸っぱいぞと言っているような、ミカンの種類です。

柑橘類の特徴として、二枚の小葉が縦に並んで付きます。葉の根元の方に、小さな葉が付いていますが見えるでしょうか。

今年の夏は、暑気払いに何を体感しましょうか。

醒ヶ井楼と松尾寺(この項終り)

2012-07-17 | 歴史・文化遺産
醒ヶ井駅から地蔵川沿いに歩いて、バイカモやヤマトタケルと出会った後、駅の方に戻り、少し西の丹生(にゅう)川を遡ります。

今度は丹生川を遡り、霊山寺岳の登山口に向かい、養鱒場まで約3-4㎞遡ると、イノシシやシカの出てくる山中に、
醒ヶ井楼の料亭がある。





マス料理の老舗「醒ヶ井楼」は松尾寺の経営する店である。松尾寺には、かつては鱒の霊も祀ってあった。








寺の境内には、住職の筆になる言葉がいろいろと掲示してある。


役行者の開山で、「斧(よき)割りの水」が湧き出している。


本尊の空中飛行観音と言うのも珍しい。航空関係の人が身の安全を願ってお参りするという。戦時中の戦闘機乗りの軍人とか…。

本堂には九式艦攻のプロペラが奉納されている。写真が禁止になっていた。




緑の多い庭を見ながらのマス料理、優雅な気分になる。






前栽の樹間にはクモの巣。そして軒に近くモリアオガエルの卵嚢。卵もオタマジャクシも見える。





さて、前回でアップした植物の種子です。羽根つきの種子はギシギシの仲間と思うが…。園芸品種かも。


醒ヶ井宿(居醒水)2

2012-07-16 | 歴史・文化遺産
醒ヶ井は、目が醒める井戸水という意味。

米原宿で、北に向かう北陸道と別れた中山道が、最初に出会う宿場町。(現在はJR東海道本線が走っていますが…)




宿場を貫く川の源流が近い。湧水が、あちこちから出ている。

水の湧き口にある岩には、それぞれ名が付いている。立札の後の崖の下が湧水の位置である。








これがその水の噴出孔である。



さらに20mほど上流が、川の源泉になる。ここからも2か所湧いている。




水の源流は大和の国の源流である。

ヤマトタケルの像が立つ。

彼にまつわる伝説の原点は古事記であるが、ロマン多きヤマトタケル(日本武尊)が、命をを取り留めたという話である。

ここでは土地の伝説として大蛇が出てくる。が、諸国の伝説を集めた風土記から生まれた古事記では大蛇でなくて、イノシシの山の神だったように思う。




ここには京都の加茂神社の祭神「別雷(ワケイカヅチ)神社」も祀られている。




琵琶湖周辺には、中江藤樹(近江聖人)をはじめ時代の儒学者が育っている。雨森芳洲もその一人である。

彼は、醒ヶ井の水の底の石が玉になるように人の心も目覚めて良くなれよ。の歌を詠んでいる。



醒ヶ井宿(中山(せん)道)

2012-07-15 | 歴史・文化遺産
梅雨の雨が、九州地方に豪雨をもたらして、いることに心が痛みます。

その梅雨の空が低い雲を残しながら去っていった隙間の一日、醒ヶ井の養鱒場の傍まで、鱒料理に行きました。


中山道六十九宿の内「米原宿」の次に「醒ヶ井(さめがい)宿」を通過する。

「サメがいる宿場」ではなくて、目が醒める湧水がある宿、である。

年中湧く清水は、川を作り、水温の変わらぬ流れを作ります。そこにバイカモ(梅花藻)が花を咲かせる。




花は小さく数cmもないが、白い花が水面から顔を出し、揺れ動くさまは涼しげである。




雨が多くて、水量が増し大半が水中花になっている。受粉などはどうなっているのか心配します。





江戸時代からの建物や明治初期の建築物などが文化財として残っている。

観光客もバイカモの咲く小川沿いの旧街道を、行ったり来たりしている。





地元の人たちの心尽くしか、川の洗い場には涼しそうな花が活けてある。




岸辺の草地は、いろんな花を咲かせている。左:ユメユリソウ       右:ジュウニヒトエ








左:これは園芸品種だろうが、その種子が出来ている。羽根のある種子だが、写真が少し判り難いですね。透明な団扇の真ん中に平板の種子がはいっている。

初めて見たので、後日再掲します。

右:一輪だけ咲いていたアジサイ。






趣味に生きる芸術家の人たちが、皆さんもの緑色に染まる川を中心に絵の具を使っている。

背後から覗くと皆さん、水の流れを上手に書いていました。


大阪平野を見渡す神呪寺end

2012-07-14 | 歴史・文化遺産
甲山の神呪寺の境内から一望できる大阪平野は、この都会のコンクリートジャングルとでも言うか、そこに見通しの良さを感じる。

何をあくせくしているかのかと思うと、甚だ気分がよろしい。

大阪駅の繁華街のビル群が見える。 

すぐ手前の松並木は武庫川の堤防で、かつてはTVで月光仮面がバイクに乗って時々現れたと言う。




足元を見ると、関西学院のキャンパスが見える。




東方はるかに、生駒山系の北の方の山並みが見える。その向こうは奈良県ですね。





すぐ下を新幹線が、ひっきりなしに通過する。これは短いので広島行かも。





この写真の中央あたりに、わが家がある。




新幹線とその向こうの道路は、京都・下関を結ぶ江戸時代からの西国街道で、武庫川を渡し船で通過していった。




拡大して撮ってみると橋桁が少しアーチになっている。この少し上流に「髭の渡し」として、史跡がある。




遠く東の方を見ると大阪。奈良の県境になる「二上山」のラクダの背のような山が見える。万葉時代のロマンが眠る。

手前には大阪ドームの白い屋根があり、背の高い建設中のビルは、南の最も背の高いホテルが建設中である。




おりしも黄色の新幹線が通過した。工事用の車両である。何か緊急事態だろうか。




西へ走っている。山陽新幹線は、ここから直ぐに六甲山系をトンネルで縦断して西へ抜けていく。




神呪寺の境内の見晴らし台から、淡路島の向こう四国八十八箇所霊場巡りを望んだことでしょう。

平安時代の昔から、全国の巡礼者は、甲山の姿を仰ぎ、ここにお参りして、四国88番に思いをはせたことでしょう。


大阪平野を見渡す神呪寺2

2012-07-13 | 歴史・文化遺産
標高376mの甲山は、年々、緑一杯の森が、年々住宅地に代わっていて、公園などの施設もあるが、緑の範囲の外の土地は、ほぼ開発しつくした感がある。 




神呪寺の背後に甲山である。地域社会から根強い大師信仰がある。






左:創建はAD832年淳和天皇の妃「真井御前(如意尼)」が、弘法大師の力を借りて建立したと言う。
右:本堂には「裏千家 家元 千宗室」の名が見える。
 




左:本堂の濡れ縁で鎮座する「おびんずるさま」 もう擦り切れるほど、庶民に功徳を振りまいたのでした。

右:漢字で書くと難しいですね。
 





鐘楼を響かすと一回20円の報謝です。梵鐘の中を覗きました。何やら光っている。
 





寺の裏からの登山道。左を行けば、斜面を一気に登り、右を行けば緩やかな坂が長い。しかしゴールは同じである。




アジサイも盛りを過ぎたか。





植林されたニセアカシヤ(ハリエンジュ)の実が赤く熟れている。