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昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

仲間川クルーズ(西表島)

2009-01-31 | 国内旅行
 西表島といえばイリオモテヤマネコになるが、仲間川のマングローブの岸辺をたどるクルーズもよく知られている。
 ヤマネコの生息数は現在100頭といわれている。現地の人でも見た人はよほど幸運であるそうな。(08/1/28.29.30,2/06.08.10でもアップ)  


仲間川の河口にかかる橋が、川と海との境だそうで、汽水域である。クルーズの船が上流に向かう。






マングローブは樹林の名前で、樹名はヒルギ・オヒルギ・メヒルギ・ヒルギモドキ・ヤエヤマヒルギ・オオバヒルギ・ヒルギダマシなどなど。





おっ!赤いペットボトル。あれはヤシガニを獲るための籠のある場所。








仲間川では巨大なシジミが捕れる。









サキシマスオウ(アオギリ科)の板根は高さ4mになる。案内板によれば樹齢400年、幹周345cm、樹高18m。





この板根は地上に見えているだけで、地下に隠れている部分はほとんどない。








昔は木材から板を切り出すのが大変でったので、この根を船の舵にも使ったという。サトイモのような葉が見えるが、クワズイモという毒を持ったサトイモの種類である。






何ともはや、迫力がある。








帰りに振り返れば、樹林の中で一際高い梢を持つサキシマスオウ。

蝶のいる温室(由布島)下

2009-01-30 | 国内旅行
 大きな大きな蝶を見つけた。広げた羽は目分量で15cmくらいはあるか。

 オオゴマダラの優雅な姿。温室の奥のほうに多く飛んでいる。伊丹の昆虫館のよりも大きいようである。個体変異なのか、変種なのか。

ひらひらとゆったりと顔に当たらんばかりのところを横切って行く。






キョウチクトウの仲間の木が好物で、その毒性が幼虫時代に体の中で濃縮されるので、鳥などに狙われることがないと言う。従って優雅に飛ぶ。




毒を持っているとは…。




幼虫は毒キノコのような模様がある。この警戒色では鳥も食べない。






さなぎがぶら下がっている。しかも黄金の鎧を着けている。紐でぶら下げている様なものもある。




この金色も警戒色。きらきら輝くさなぎ。右:その抜け殻。


蝶のいる温室(由布島)上

2009-01-29 | 国内旅行
 牛車で渡った先の由布島は、それ自体が亜熱帯植物園である。
 その中で蝶のいる温室があった。

入口を入ると、そこは花の楽園であった。






最近になって、時々スーパーで見かける果物があった。輪切りにすると、それはまさに星になる。







沖縄で7月頃には咲くという「サガリバナ」があった。夜咲いて朝に散る香りの高い花。「月下美人」のような。








この樹は珍しい。見たこともない。不思議な形の実がなるようだ、











アカネ科というから、コーヒーの木とかクチナシの仲間。




最近は丸いものが二つ付いていると、ミッキーマウスだと言う。ディズニーの影響だろうが、ファンでない限り、どこがミッキーなのか分からない。




蕗の薹二枚

2009-01-28 | 国内旅行
 群馬から蕗が届き、春の便りを持って来てくれた。

 吸い物に浮かせると、ほろ苦い香りで春の成長を告げてくれる。

友人がスケッチを送ってくれました。蕾ばかりのを2つは花穂を見せて構図はさすが。





群馬からの便りは絵葉書で星野富広さんの絵だった。群馬に記念館がある。



牛に引かれて(由布島)

2009-01-28 | 国内旅行
西表島の東海岸に、くっつくようにあるのが由布島である。牛車で海を歩いたその向こうは何があるのか。


この標識はいつ書かれたのだろうか。昭和25年をピークに、昭和55年で戸数4、人口9とある。島の成立はかなりの歴史をさかのぼる。







 水牛は賢くて、すぐに理解をするが、興奮すると暴れて止まらないという。初めは一頭の牛が、今の繁栄をもたらした。牛の顕彰碑があった。「大五郎」「花子」が祖である。
この碑の前にある3個のシャコガイが発見されて、島の成立の歴史が判明した。








パンフレットから。今では西表さん夫婦の構想が実っている。






椰子の並木道。




花が咲く椰子。左方は蕾である。まるで箒である。






オオベニドウガンは合歓に似て、マメ科の潅木である。蕾が右方に2つ控えている。





クジャクやニワトリ、シチメンチョウが飼育されている。





ニワトリだけがやかましく、コケッコッコー、

星の砂(竹富島)

2009-01-27 | 国内旅行
竹富島に海治浜(かいじはま)という海岸がある。海水浴には絶好のポイントである。


亜熱帯の植物が紹介され、星砂の話が掲示されている。









星砂浜の標識があり、皆さんが探している。観光客が多くなった現在は難しいという。










岩や石が砕けて出来た白砂でなく、すべて珊瑚の骨格?が粉砕されたものである。星砂はなかったが、貝殻と珊瑚で、後は探すのを諦めた。




ホテルに帰ると売店に星砂があった。有孔虫という動物で、石灰質の殻を持ち糸のような足を出して食物をとる。死んでその殻の骨格が残っている。
この写真は石垣島で手に入れ、撮ったものである。






牛車の待合室の売店である。


牛車村を通る(竹富島)

2009-01-26 | 国内旅行
竹富島に行くと今度は牛車が村の中を散策してくれる。


右が石垣島で、左が西表島である。その海峡の地帯はサンゴ礁が豊富で、生物も多種多様である。ラムサール条約が有効になっている地帯である。







大きな牛である。車の後部入り口には名前が書いてある。「渡慶次郎」と名乗るオスの牛である。黒毛和牛である。(牛の涎だ)






三線の弾き歌いで、民謡が歌われる。がたごとと揺られて聞くと、哀しい愛のロマンの味もする。(鶏頭と牛尾である)






守り神シーサーがにらんでいる。屋根は台風で瓦が飛ばないような葺き方である。







風防の珊瑚の石積みとブーゲンビリアは旅情を誘う。





このシーサーは活き活きとしている。これは番犬かも。

春遠からじ

2009-01-25 | 話題

 北関東は群馬から、春の便りが届きました。まだ山の畑の土がそのまま…。ここには確実に春のエネルギーが芽生えていることが実感できる。春遠からじ。

受け取ったときは、宅急便の冷凍かと思うほど、冷え込んだ箱で採れ採れ気分です。
 

このちょっとほろ苦さが、飽きの来ない味になる。




北関東の名峰の一つ赤城山麓の火山灰は、ほしいもが名物である。懐かしい甘い味がする。








霧氷の写真が同封され、噂では妙義山に挑戦するとかも耳にする元気さ、うらやましい。さらにエジプトとか…。


牛車海を渡る(西表島)

2009-01-24 | 国内旅行

南の島の海を、長閑に進む牛車。

牛の歩みというけれど、一歩ずつ踏みしめながら、ゆらりゆらりと海中を渡る。






水牛の体も角も大きい。







由布島にお客を運んで、しばしの休憩。自分で手綱を外して、後ろを向いて佇む。干草などを貰う。






 珊瑚のかけらが粉砕されて出来た砂浜は大潮のときだけ陸続きになるが、普段は牛に曳かれて島へと渡る。
 牛を操る案内人は、三線で民謡を聞かせる。静かな海で沖縄情緒を満喫する。


轍の後が残っている。