昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

百濟寺庭園(湖東三山10)

2013-11-30 | 歴史・文化遺産
この回遊式の庭園は、見る人を自然の中に取り込んでしまう。
人影が見えることで、庭に生気がみなぎるように思う。

空中の糸はサギが鯉を狙うのを防ぐ。


池の対岸から、本堂を見る。縁側に鯉の餌が見える。





池の中の大空。「水の下にも都が候ふぞ」






庭を見下ろす丘の上の展望台まで山道が付いている。途中、真っ赤なモミジに身を染める。





振り返って池を俯瞰する。






丘の中ほどを登る。





山奥からの清水が小さな滝となっている。






ハナカエデとも言われるモミジが美しい。真っ赤である。






色の多様さがはっきりと。






ぞろぞろと人々がつづら折れの坂を上がってくる。





最高所にある僅かな広場で息を休めて、近江平野を見渡す。天下遠望の庭と言われる場所です。
 織田信長は、武田信玄の死を知るや、直ちに近江源氏の佐々木六角を攻め落とし、
京へと向い天下を狙った。



かすかに比叡山の山頂が見えている。屋根の先端の上です。




百濟寺(湖東三山9)

2013-11-29 | 歴史・文化遺産
本堂の縁側から、お庭を拝見。聞きしに勝る秋の色だった。
正面の大きな部分を占める池は、まさに池泉回遊式庭園そのものである。

池をぐるぐる回って楽しい。




縁側から正面に見える離れの背景は、そのまま秋色。





手前の本堂側も、人の列が足早に通り過ぎて行く。





石橋を子どもが杖をついて歩く。まるで紅葉の仙人に見える。





池の左にあるモミジは黄色である






更に左方で建物に近くて日陰になっているカエデは、落下盛んだが、まだ赤くない。





眼を戻して池の水面を見ると、ゆらゆら揺れる赤の中に泳ぐ緋鯉たち。






ペレット状の餌を販売している。







鯉のIQは口を開いて迫ってくる。時々は口の中に餌が飛び込む。
 





日本画でこんな構図があったような。





見事な模様になるモミジ色。



百濟寺(湖東三山8)

2013-11-28 | 歴史・文化遺産
湖東三山のうち、残ってしまった「百済寺」をその翌日に出直して訪れた。

湖東三山の寺の場所にほど近く、名神高速道路に「湖東三山IC」が10月に完成していた。



湖東三山の中で、ここは庭園に力を入れている古刹です。
白鳳期の瓦が出土していることから、歴史はあるが、今では当時の伽藍の面影は残っていない。





駐車場は寺の境内のある丘の下にある。





まだ山門と言うほどの風格でない入口の門が見える。




境内のある高台に上がると、広い台地になっている境内がある。

正面の大きな落葉樹は菩提樹です。
バスの観光客の記念撮影用の札が出ている。皆さん「急げ急げ」と慌ただしい。





紙の原料になる植物「三椏(みつまた)」があった。
この寺の境内の山の中には、この三椏が多数植栽されている。





左手が本堂で、その裏をぐるっと回って池泉回遊式の庭園が広がる。




庭の泉水の周囲の山野には、色付いた植物が秋の色です。




ガマズミかも知れないが、赤い実がどこか幸せそうです。






黄色のカエデ、赤色のカエデ、秋色になった灌木も色を添える。





泉水の岸辺の石組みではムラサキシキブが紫色の実を付けている。




その隣にはビナンカズラが赤い実を…。

三か寺を廻って、それぞれの境内の風景が混乱しそうでした。

金剛輪寺(湖東三山)7

2013-11-27 | 歴史・文化遺産
山門近くの庭園には真っ赤な秋が来ている。




少し距離を置いて見た方が綺麗かも。





池泉に浮かぶ落ち葉が、花壇のような雰囲気をだす。





こちらは、ヤマモミジだろうか、やや朱色である。




苔むす池のほとりでは、水面に写す紅葉が柔らかい。





黄色のツワブキが、静かな水面から抜け出たようである。





この色のサザンカはモミジの紅(べに)色をバックにして、更に紅(くれない)色が映える。





庭園を後にして坂道を上がる。その先には一般社会から離れた浄土が広がる。





重文ではあるが、まだ新しく見える三重塔がある。





周りの紅葉に色まで変質したのかも…。






やや高くなった所にある三重塔から見ると、重厚な本堂の屋根が視界に収まる。





振り返って、三重塔の九輪を仰ぐ。
避雷針を除き、宝珠・龍車・水煙・九輪・(請花・伏鉢・露盤)と続きます。




本堂からの下り道は、石畳の凹凸が大きくて足首が痛くなった。

nextは百済寺の紅葉です。今日あたりが最高かも…。

金剛輪寺(湖東三山)6

2013-11-26 | 歴史・文化遺産
庭園に入る。


この解説のように、拝観できたでしょうか。




茶室がある。おそらくここの窓から見るお庭の風景はいいことでしょう。




紅葉に包まれ、左上には白いフダンザクラの花が点々とみられる。





カメラを引いてみると、更に賑やかな造られた構図が拝見できる。




泉水の紅葉が絵のようだ。






見る方向によって、様変わりをする。





苔の緑に落葉樹の落ち葉が、色を添える。





池泉回遊式のお庭の石橋が一部輝いている。夕陽の空が写る。





石橋の辺りは桃山期の庭。




本堂の座敷を通してモミジを楽しむ人が見える。ゆか紅葉ならぬここはたたみ紅葉ですね。



ブログアドバンス

2013-11-25 | 呟き
来年から無料のblogが終わるというので、ブログアドバンスに申し込んだものです。
それが、うまく行っていないようで自分で残念がっています。
思い出の写真です。









ご迷惑をおかけします。来年の2月か3月頃に、gooメールがすべて有料になると聞きました。
初心に帰って、元に戻してアップを続けます。

金剛輪寺(湖東三山)5

2013-11-25 | 歴史・文化遺産
古くから言われていた湖東三山であり、今のシーズンは抜群の人気がある。
自然歩道のコースとしてまとめられている。





金剛輪寺は燃えていますね。この赤のモミジはお寺でよく見かけますね。
山林で散見できる赤とは少し違いますね。





こちらの赤が、よく見かけます。DNAの配列のわずかな違いでしょうね。





金剛輪寺は、山肌に点々と並ぶ伽藍でした。それらの全てが坂で繋がる一本道でした。





境内に入る参道からすでに紅葉と石畳の坂でした。






坐って赤いシャワーを浴びるだけで仙人になった気になる。





格好の良い柴犬。





本堂と三重塔は後にして、名勝庭園に入ります。




庭園入口の白門。





色もいろいろ、秋を主張します。




真っ赤の色と朱色と浅い緑とが溢れる庭園でした。



西明寺(湖東三山)4

2013-11-24 | 歴史・文化遺産
国宝の建物にもスポットを当ててみます。
AD834創建され、794に京都に都が移って40数年後に再生されたそうです。
その後、信長の兵火で焼失したが、この本堂と三重塔は戦火を免れている。


国宝の本堂がモミジに輝く。風格を感じる?




見事な設計の庭に面した居室か。




本堂の真正面にある山門。





本堂の南(向かって右側)にある三重塔。
一度内部を拝観したが、極彩色の釈迦や仏、極楽浄土の絵画があります。




善男善女です。




バランスの良い塔である。法隆寺のように屋根の大きさが、どの階も大きさがあまり違いません。
逓減率が低いというのでしょうか。





おびんずる様です。撫で仏とか言いますね。





夕陽に浮かぶ本堂です。内部は撮影が出来ません。





古刹の国宝の塔も装います。






このバランスの良い紅葉は、濃すぎず、薄すぎず。






山門を出て振り返ります。




モミジ模様の綾錦、見事ですね。



西明寺(湖東三山)3

2013-11-23 | 歴史・文化遺産
 湖東三山とは誰が言い出したのか、歴史の古い湖東の山中に三古刹が並ぶ。、
都から離れているが故にここまで残ったとも、
奈良時代よりも古くから、渡来の文化が、琵琶湖の水運によってもたらされていた証しとも。
 忠実に引き継がれてきたであろう古刹の文化財が眠る。




池泉回遊式庭園であり、仙人が住む不老不死の地である蓬莱山の石組みが出来ていた。




片隅の岩石の根元にセンリョウ(千両=クササンゴ)




蓬莱山の石組。






このカエデは、赤と黄色が同じ幹から出ているように見える。
しかし、これは2本である事を確かめてください。





飛び石が導く浄土への道かも





ドングリまでもが赤く見える。





本堂の屋根が見えてきた。三重塔の九輪も見える。



本堂も、塔も国宝になっている。



西明寺紅葉・黄葉爛漫(湖東三山)2

2013-11-22 | 歴史・文化遺産
この色の紅葉は、同じ赤でも山モミジの赤と違うようです。真赤っかです。
国宝の本堂と三重塔が見ものですが、今はモミジに先を譲ります。





かつてはこの坂道を徒歩でお参りしたものです。参道の秋に感動しながら…。






現在は駐車場が山門受付まで出来上がっています。






門をくぐると、そこは極楽浄土もかくやと、朱(あけ)に染まっています。





入山の門に懸る西国薬師大三十二番の札が、この紅葉の前では空しく感じる。




門の中の前栽は、これはこれで立派なものです。見ていて飽きが来ない





このカエデの木も、堂々としたもの。






今、入ってきた門を振り返る。サツキの時季も美しいはず。
背後に見える紅葉が早く来いと呼んでいる。




このフダンザクラの花は、大きい。





中央付近の駐車場から左へ進み、不断桜(フダンザクラ)の所にいる。