昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

鳥たち(マダ16)

2005-12-31 | 海外旅行
 最初の写真は、あの海岸近くの砂の島に飼われていた鶏?。七面鳥のような、鶏のような、アヒルのような、まさか独自の進化としたとは思わないが。水掻きがあるのでアヒルか。

 烏よりも小さいが、嘴は黄色、眼の後ろが白くて腹から尾にかけて白い。

 鳩の大きさで、ムクドリのように嘴が黄色い。

 烏くらいの大きさで、目元が青くて、尾がやや色付いていて長い。

 左:落ち葉の中を雉のように歩き回っていた。
 右:これは烏で、ムナジロカラスと言う。行動は全くカラスである。知恵がありそうで、食卓の上のものでも狙ってくる。

 ヨタカだと言う。夜の森の散策に出かけたときに、金棒の木の先端に止まっていた。眼が光を反射するので直ぐに発見できる。

 綺麗なスマートな鳥である。見ているとサッと飛び立って行った。このトリが大晦日のトリを取りました。酉年よ、さようなら



 4月からスタートしたblogでしたが、かなり嵌った状態になりました。blogは今年の流行語の中に入ったと聞きましたがどうだったのでしょうか。
 皆様のお蔭で、大変楽しい思いをさせて頂きました。年度途中に頚椎から来る神経痛の際、いろいろと励ましていただくなど有難うございました。
 健康も回復し、旅にも出て自信をつけたあまり、blogがこの様な旅行記のようになってしまいました。
 海外旅行は、レポートを書いたり、HPに載せたりしていたのですが、blogに引き込まれてしまって、こうなると、どう引っ込みをつけるのか悩んでおります。餡子にしようと思っていたのにすっかり嵌ったようです。反省しています。
 懲りずに、来年もよろしくお願いします。
 良いお年をお迎えください。

シファカ(マダ15)

2005-12-30 | 海外旅行
 ベロー・シファカと言う名のキツネザルが森の中にも、ロッジにもいた。ワオ・・君よりもやや大きいか。
 森の中の地上の生き物。
 左:スズメバチとガイドは言う。大きさはそうでもないが、かなり猛毒で大変な事になるらしい。蜂の巣の写真ですが、巣の穴が斜めになっていて日本のスズメバチとならかなり進化が遅れているようですね。「傍に寄らないで」としきりに言う。カメラ持つ手が震えるではないか。
 右:ダンゴムシ。3cmはあるか。色が気味が悪い。

 これは野生のホシガメ。

 左:クロコダイル(みんな鰐と思う)そう言えば鰐皮の財布とかバッグとかがヒルトンホテルにあった。
 右:ベロー・シファカ。何かに抱きついている事が多い。黒い顔をこちらに向けている。

母子のシファカ

シファカが飛んだ。先に行ったのが待っている格好になる。

飛んでる飛んでる。三歩身体を右向きで飛び、次に三歩身体を左向きで飛ぶ。

樹上のシファカ。右の方の枝を引き寄せて葉を食べている。



森の中(マダ14)

2005-12-29 | 海外旅行
  次に、森の中を散策する。ワオキツネザルがいる。途中、調査中の京大の先生に出会ったので訊くと、現在15グループに分かれているそうです。個体識別ができるといいます。
群の一つと遭遇した。

 道草食い食い遅れたり、真面目にせっせと歩いたり、慌てて走ったりと、三々五々に移動して行く。

 好奇心の強いものはこちらを振り向いて警戒しているようである。

 群が動くと、必ず一頭遅れて付いて行くものが居る。ディズニー映画もお笑いの世界もこんな場面がある。本当なんだ。

 これはまた、別の群。右端の個体は子ども連れで、こちらを警戒している。母系社会と聞いたがボスかも知れない。派手な白黒尻尾がよく目立つ。

 離れたところの樹上に、キツネザルが居た。自由に飛び回っている。尾に模様がないのでワオキツネザルではなくて、茶色キツネザルだと言う。(ガイドは茶色と言い、書物には褐色とあり、英語でブラウンキツネザルと言う)

 額が白いし、尾には模様がない。やや大きいか。チャイロキツネザルだ。

 頭上5m位のところに居たコノハズク。昼間だからか動かない。カメラを赤目防止に設定すればよかったか。

べレンティ2(マダ13)

2005-12-28 | 海外旅行
 ロッジの小屋が並んでいる。22時以降は水も電気も停まってしまう。

左側の木は何と言うのだろうか。学名はバキボディウム・ラメリと言って、アフリカ南部とマダガスカル特産の木である。天辺に白い花が咲く。右は例のディディエレア(金棒の木)である。

ホシガメ。大きさは30cm位である。

写真の色を落としてみた。蒸気機関車?のようである。線路もないところで走ったらしい。おそらく広大なサイザル畑での収穫に役立っていたのかも知れない。しかし、上の方にある「はずみ車」のようなものは何だろうか。

木の上のワオキツネザル。

ロッジの前に出てきたベロー・シファカ。これが両手を広げて横飛びにジャンプをする。

べレンティ(マダ12)

2005-12-27 | 海外旅行
 ワオキツネザルを最も多くみた。人を怖れないので何となく傍に寄ってくる。餌は与えてはいけない事になっている。
左:ポーターがユニホームを着て集まっている。
右:ロッジの庭に咲いているいつもの花が懐かしくさえある。
 
 ワオキツネザルがうろうろする。部屋の中まで入ってきた所もある。

 ほんとに長い尾に輪の模様がある。

 ロッジの傍にやってきて様子を見ている。パンを見せるが見向きもしない。
 
 昨夜降った雨の雫が、枝に着いているので舐めている。枝を引き寄せる姿が知恵のある事を思わせる。顔はキツネで、姿形はサルである。

 屋根の上で寛いでいる群はファミリーである。

 屋根の隅であまり動かないのがいた。望遠で撮ると親子三人が団子になっている。

こちらは母子で行動している。樹下からカメラを向けていると子どもが注目している。

 ふと、横の木を見るとカメレオンが頭上にいた! 見事な緑色になっているので、保護色に変身をしたのかもしれない。日本の慣用句のままらしい。



 

べレンティ保護区(マダ11)

2005-12-26 | 海外旅行
 下の地図の下方にあるフォール・ドーファン飛行場から西へ向かうとべレンティ保護区になる。ポスターでもワオキツネザルをシンボルに出してくる。
 マダガスカル島の南端は北緯で考えると、台湾くらいの位置になる。

地図の右下帆船が走る海域の海辺にある街が飛行場を持っている。褐色のラインの道路を走る。南北に流れる川との交差点にワオキツネザルの絵が描いてある所がべレンテイ保護区である。

道路沿いに、カメレオンを見つけた。

左:何も道路沿いの木に出てくることはなかろうに、現地ガイドはよく見つけるものだ。
右:デイデイエレア(現地ではタコノキ、和名では金棒の木)サボテンの形をしているのは気候がそうさせるのだろう。
 棘だらけで、丸い厚みのある小さな葉が螺旋状に付いている。見ているだけで背筋がぞーっとする。触る気もしない。
 材質は堅く建築資材、木炭にもなるかなあ。土地の人には重宝されている木である。NGOとかで、日本のサザンクロスが植林したという林もある。


 この椰子の木は「三角椰子」と言って、世界でここだけしか分布しないそうだ。幹は丸いのに葉の付根が三角形になっている。

 一面のサイザル畑が広がる。見渡す限りなんてな物じゃあない。はるか遠くまで、整然と植えられて栽培されている。

 サイザル麻は繊維としてロープ等に需要がある。世界でもかなりのシェアーを持っている。
リュウゼツランの仲間であるので、手前のような花の柄を5m位に伸ばす。花が咲くとその個体は枯死する。個人の経営で、僅かに5人の所有と言う。

車はべレンティ保護区の入口に差し掛かった。ゲートがある。道の両側には野生のサイザルが並んでいる。背の高いウチワサボテンも見える。
 遠くの背の高い樹木はユーカリである。オーストラリアから移植された時から、今や、マダガスカル島全体に分布している。乾燥に強く、成長が早く、材質は極めて堅く、有用な木である。勿論コアラの食べる種類でない。

学校訪問(マダ10)

2005-12-25 | 海外旅行
  学校に行かなくてはならないなんて風潮は何処にも感じられない。戦を知らない人たちの平和な暮らしでは、親から学んだ生活の知恵で十分生きていけるのかも知れない。
 ボールペンでもあれば・・という添乗員の案内があって、少しだけ持って行った。
学校の校門である。先祖を祭る墓にも見られるトーテムポールが立っている。その頂上を飾るのは3羽のツルと言う。

 門を入ったすぐ右に立派な校舎が立っていた。高校だそうで、ちょうど授業中であった。

 小学校の5年生と言う。教室のこちら側は男子席のようである。

 向かって左側は女子の席らしい。

 前の女の子の机上を覗くと、そこにあったのはテスト用紙か。05/20とあるのでかなり間違っていたらしい。その横には、懐かしい鉛筆が転がっている。消しゴムもある。

 前の掲示板に貼ってあった彼らの絵。中央には「栄養のバランスを考えて子どもに食べさせよう」と言うポスターがある。

「さよなら」と見送る子ども達。前に立っている子は、晴れ着を見てくれと言っているようだ。左端ちょっと見えるのが校長先生という。


漁村風景(マダ09)

2005-12-24 | 海外旅行
 カヌーに乗って川を下り、両岸のマングローブを見ながら砂の島に渡る。漁村だという。昨夜の伊勢海老はここで採ったのかも知れない。やがて河口に出る。

マングローブに頭を突っ込んで何かしている。

採ったのは、例のマングローブの種子だった。枝の上ですでに下向きに根が出ていて、そのまま落下すると先の尖った根が砂に突き刺さって、新しい子どもが成長する。

砂浜に上がると、子ども達が歓迎してくれる。

左:砂の陸地であるが、水は井戸から汲む。お洒落と虫除けと日除けの役目をするという樹液を塗っている。客が来るのでおめかしをしたのかなあ。
右:小さな村の中央に大きなブーゲンビリアの花が満開だ。

ふと見ると、家の周囲にあるマングローブを遣った柵の中で、母が娘の髪を結っていた。カメラを向けてOKを貰うと、にっこり笑ってくれた。

キツネザル(マダ08)

2005-12-23 | 海外旅行
 この日は、バオバブの森を越えて更に奥へと進む。
マダガスカル島の西海岸の中央部よりもやや南の地図である。左下の丸印のMORONDAVA(ムロンダバ)から約50km離れた右上の丸印のKirindy(キリンディ)に向かう。
地図の左の海は、アフリカ大陸との間のモザンピーク海峡である。キリンデイの右はサバンナに続いている。ラインが縮れているのは川である。湿地帯のようだ。
 ジャングルには爬虫類も居たが、キツネザルもいた。


 アフリカ大陸とマダガスカル島が離れた時に猿たちは大陸とは違う進化の道を歩んだ。原猿類といわれる仲間である。キツネの顔をして猿のような体型で、行動は完全に猿である。
 原猿類は大きく5種の科に分かれる。
 ①コビトキツネザル科(含・ネズミキツネザル)
 ②メガラダビス科  (含・イタチキツネザル)
 ③キツネザル科   (含・ワオキツネザル、茶色キツネザル、エリマキキツネザル)
 ④インドリ科    (含・ベローシファカ)
 ⑤アイアイ科    (含・アイアイ)   

餌をやってはいけないのに、食料を求めてか人間のいるバンガローにやって来た。先頭のは子どもが親の腹に尾を巻きつけてしがみついている。

見張り役かなあ、右顧左眄している。ファミリーで暮らすという。

尻尾が長い。

ジャングルを歩いても見つからなかった筈だ。バンガローに近くにいたのである。
見てやってください後足の器用な事。

樹上高くに居た個体が、ジャンプした。

ファミリーは母系社会だという。

親子のキツネザル。指先が丸くなって大きい。


森林保護区へ(マダ07)

2005-12-22 | 海外旅行
 バオバブの木でちょっと風変わりな形をしているので、観光客が訪れる。「恋人の木」と言うそうだ。

左:迫力満点の恋人の絡み合い。
右:バオバブの幼木が植林されている。普通の木と変わりない。これが数百年すると巨大なものになる。人物は現地ガイドのジョジョさん。彼は敬虔なるカソリック信者である。

 瘤牛の一団と出会った。途中で牛の市があったので運んでいるのだろう。毛の艶が良い。本来茶色だったのが交配によって白と黒のホルスタインが混ざったのかなあ。牛乳もほしかったのかも知れない。

左:陸イグアナ。首に黒い輪の模様がある。学名をOplurus cuvieriと言う。トカゲではない。
右:ヤスデ。日本では3cm位なのに、これは20cm位ある。足の数も多いのかな。

 小屋でランチを食べていると、足元の穴から出てきた蛇。
学名をMimophis mahafalensisと言う。小屋にあった図鑑で学名は調べました。

バオバブの花が咲いていた。何とも美しい花である。パンヤ科に属する。