夕陽を見た翌日、アンコールトムに向かう。ワットの約4-5倍はある敷地を持ち、広範囲に広がる寺院である。
AD1177年に隣国のチャンパ(現ヴェトナム)からの侵攻で、クメール国は危機に瀕した。
英雄ジャヴァルマン7世によって撃退し、1181年の即位後、ワットの北1.5kmにアンコールトム(大きな都市の意)の都城を築いた。アンコールワットの4倍以上の大都市の城だった。
トムの南大門から中にはバスは入れない。主要な建物バイヨン寺院まで2kmの標識。
アンコールトムの南大門に来た。橋を渡って入城するが、その欄干に大変興味が湧いた。
道の左右に見える7匹の蛇の頭、胴体は欄干になっている。
橋の袂の蛇の彫刻が護っている。
この蛇の身体を持ち上げて綱引きをしている。引っ張るのは兵士も仏も強力も力を合わせて引っ張っている。
反対側の欄干になっている蛇もしかり。
ああ!首がなくなっても、王様を護ろうと手を離さない。
環濠のに架かる橋の欄干は、欠落している所もある。
大門に入って約1kmと少し、中だけ走るマイクロバスで、三島由紀夫の作品にも出てくる「雷王のテラス」に向かう。