昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

四国88番札所(40番観自在寺・41番龍光寺・42番仏木寺)

2014-03-31 | 札所巡り
巡礼の道も次に愛媛県に入る。
国道56号線を北上。

四国88か所四十番「観自在寺」




少し賑わいがある。



第一番札所から距離が最も遠い場所にある観音様と言われる。(宇和郡愛南町)




普通カエルは2つまでだが、ここは3匹いる。それも自由自在の方向を向いている。



ここのシキミの花は紅色が懸っている。




41番龍光寺を訪ねた時は、少し時間に追われかけているときでした。






42番仏木山に駆けつける。




弘法大師が唐の国から投げた宝珠が、ここ落ちたという。
ここにクスノキで大日如来像を刻み、その眉間に宝珠を納めたという。正面のお堂が本堂である。




南予七福神と呼ぶ。




弘法大師が牛を引く老人の後を歩いているときに、宝珠を投げたという。
この藁葺きの鐘撞き堂は1000年以上前に建てた牛小屋と言う。





ここで16:30.次の明石(めいせき)寺には納経が間に合わないので、大洲市に向かう。
ライトアップされた大洲城跡。




市内を流れる肱(ひじ)川




橋の袂ののモニュメント。何年か前に水害があった。中江藤樹ゆかりの城である。
うなぎが名物。



四国88札所39番延光寺

2014-03-30 | 札所巡り
四国八十八番札所巡りで、最も遠くで、札所が離れている足摺岬だったが、
車で走っていても結構な距離を感じた。
 1番から順々ではないけれど、気持ちの上では半分くらいが終わった気がする。本当は1/3くらい。

39番「延光寺」。今日の予定は大洲市まで…のつもり。



境内はミツバツツジが満開である。眼が醒めるような色合いである。




潮風が当たるからか、鄙びた、垢抜けした感じの山門である。




薬師如来が本尊である。西国33札所は観音めぐり。




釣鐘を背負って竜宮城からやってきた亀は涎掛けをしている。





亀鶴山宝光寺だったのを、赤亀がやってきたので赤亀山延光寺になったという。




シュモクレンも満開。





山桜だろうか、これも満開。




左:シキミの花    右:ヒイラギの仲間。蕾を付けている。
 


中浜(ジョン)万次郎碑

2014-03-29 | 歴史・文化遺産
岬の広場に、我が国の開国の一助になった中浜万次郎の彫像が建っている。



碑文の裏にある解説文。



金剛福寺の庭の鍾乳石や変成岩が、路傍で集められていた。




足摺岬の彫像を後にして、岬の西海岸を走っていると、資料館があった。






彼の資料とか実績とかがパネルになっている。





小さな木造船が彼の船であり、沖ノ鳥島に漂着したという。
そこで救助を受けて彼の人生は変わった。




彼は通訳としても貴重な存在だった。





明治維新の少し前の事である。彼は世界中を航海して見聞も広くなった。





足摺岬から西海岸を北上すると、彼の生家があるという。





明治維新の中で、彼と親交のあった人物。





竜串海岸には海中公園の水中観察塔が見える。




そして車は39番札所延光寺、更に愛媛県に入り、40番観自在寺に向かう。



四国88番札所38番金剛福寺(足摺岬風景)

2014-03-28 | 自然界
四国の最南端の岬「足摺」は文字通り、草鞋で歩く遍路さんの足を摺った路。





岬の海岸沿いには岩礁地帯がある。




崖の上から少し東方から見る。




打ち寄せる波がしらが、岩を切り裂く。強風で更に波が高いように見える。




波が引いた後、岩を流れ落ちる小さな滝が好きですね。




さて、断崖の上の逍遥路に面白いものを見つけた。地獄の穴と言う。
 





掲示板の案内図である。現在地は左の展望台付近からの写真。





肉眼では見えなかったが、曇り空の太平洋は、写真の中で、その水平線を見せた。



四国88番(足摺岬灯台へ)

2014-03-27 | 自然界
駐車場から黒潮の暖流が直接ぶち当たる足摺岬の燈台に向う。


灯台への散策路。




ツバキの樹林はトンネルのようである。




道端に面白い枯れ枝。イノシシでも…。





絶えず吹付ける海風は乾燥に強い灌木林を育てる。




ヤブツバキ。




ヤブツバキの路側樹林。





海風は幹を傾けて育てる。




赤い実はグミの仲間。




やっと灯台のある高台に来た。波の音はするが、海岸線は見えない。



四国88番札所(38番金剛福寺)

2014-03-26 | 札所巡り
足摺山金剛福寺は38番札所である。
ひとつ前の37番岩本寺からは、車で88kmの距離である。徒歩で巡礼する人には大変な距離である。


丘の上のホテルから麓に降り、足摺岬まで約1km。そこに三十八番札所「足摺山金剛福寺」があった。




本尊は千手観世音菩薩。





本堂に向かう参道沿いは、変成岩の岩石園である。赤・緑・青などの岩である。





一段上に浄土のような美しい池がある。弘法大師はこの亀に乗って海を渡ったという。





池には極楽浄土の風景もかくやとばかり、色彩のバランスもよい伽藍が水面に映る。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に出てくる浄土の池もこんなかな…。
それとも「水の下にも都がさぶろうぞ」と安徳帝に言った壇ノ浦の「平時子」の言葉が浮かぶ。






本堂の内陣と納経書の朱印である。本尊は千手観世音。足の字が草鞋に見える。
朱印の中に亀がいる。
  


大きな香炉には「蹉陀(さだ)山」「金剛福寺」とある。
この蹉陀と言うのは(つまづいてよろける様子)という意味である。そこから転じて、思うようにいかない様子をいう。
尚、「陀」の字のコザト扁は足偏の漢字である。





本堂を取り囲むように、あらゆる仏像が並ぶ。





大師堂などの伽藍が見える。




変成岩の色取りが、庭の雰囲気を変えて美しい。「雨だ!」




足摺岬の地は、最も浄土の「補陀洛山(ほだらくさん)」に近い場所とされる。
弘法大師は、ここで海中から亀を呼び、それに乗って海に出たと言われている。



四国88番札所巡り(足摺岬へ)

2014-03-25 | 札所巡り
高知を過ぎて西へ。以前に四万十川の沈下橋・カワウソの里に来た場所からはるか西へ。

日本一きれいな水の流れる四万十川。




橋そのものが公園である。


欄干の装飾は清流に住む鮎だろうか。もはやカワウソはいない。




四万十に架かる橋。




清流と聞くとますます綺麗な流れに見える。




四万十川を越すとすぐ、足摺岬の付け根に来る。左に曲がると岬の海岸線を行くようだ。
直進して足摺岬・土佐清水への道を取る。

このような道路をすたすたと歩くお遍路さんに出会う。




概念図。足摺を迂回しないで国道56号線は続く。遍路道は岬の38番金剛福寺に立ち寄る。




足摺スカイラインを通って、高台の足摺テルメと言うホテルに泊まる。




足元の集落は山に埋もれている。津波対策の知恵か。





ホテルの屋上の太平洋を望むバルコニーには南京錠。




沿岸に沿って、黒潮の潮流とは逆に進む船。クジラは水平線の向こうにやって来るという。




東側の海岸線には、ホテル群が見える。足摺岬は、ここから更に東へ1㎞ほどにある。



四国88番札所(37番岩本寺)

2014-03-24 | 札所巡り
早春の太平洋を見ようと、3/19土佐足摺岬に向かった。
まづ、岡山から倉敷、そして瀬戸大橋を渡る。
H型の橋脚もすでに珍しくもなく…。


備讃瀬戸大橋も、あっという間に過ぎて四国路へ。





讃岐と言えば「うどん県」。




四国88番札所37番岩本寺に着く。高知から約70km太平洋岸を走る。窪川町にある。



ひっそりと枝垂れ梅。



白梅も紅梅も満開。





本堂で見かけた鳳凰の彫り物。極楽浄土に行けそう。

左:本尊の不動明王の御詠歌。右:門前の茶店のとれとれ野菜。
 




地元とれとれのブンタンで埋まっている店である。





門前には、「お接待」の店も並ぶ。
ここまで国道56号線を手甲脚絆で、編笠を付けたお遍路さんに多く出会う。感動!



サクラ咲く(河津桜)

2014-03-23 | 動植物
そうだ!河津サクラが咲く頃だ。気付いたのが3/18、
遠くからでも判る筈が、「三日見ぬ間の桜」とか…。



桜色に輝いている気がする。





ひっそりとした朝の時間。まだ冬服が離せない早春。





梢に何かいると思って、よく見るとヒヨドリである。





人もぱらぱらと見えるが、サクラを愛でてという風情でない。「いつも来ている」という感じ





ぽったりと重量感のある桜。





近寄って見ると、良い発色である。





薄曇りの空に、飛行機が通り過ぎる。




ハクモクレンの開き始め。まだ初心な、遠慮がちの白とでもいうのだろうか。




足元には水仙が開く。ここにも春が。





曇り空にフラッシュで、まるで造花のような…。




ところで昨年の秋から咲き続ける四季桜も、春を迎えて花弁を染める。



近つ飛鳥博物館梅林

2014-03-23 | 動植物
近つ飛鳥博物館は、梅林として最近注目を浴び始めた。
未だ未完成ではあるが、かなり植林は進んでいて、結構見られるほど、よく咲いてる。

かなり人の手が入っているようで、遊歩道なども出来、梅林としてもよくなるのではないか。





八重の紅梅が満開。




こちらの白梅も満開。




青空をバックにして、ぽっちゃりとした花が咲く。




元からの野生のアカマツも、少しは風景の演出に役立っているかも。





敷地の中で、谷を挟んで梅林が続く。





拡大すると噛みついてきそうなほどの迫力がある。
「梅一輪一輪ほどの…」などの風情は飛んでしまう。






目前に拡がる梅の花のカーテン模様?